2021年の1月に突然山を登り始めましたNamic(@nami.739)です。
山を登り始めると欲が出て、こーんな雪山に登りたいと思い始めまして、
登ってしまいましたよ、冬の雪山に!
注)この山には登ってません!これは北アルプスの唐松岳です。来季に登りたい!
長野県で雪山デビューにオススメの山はこちらでご紹介しています。
ただ、短い期間で準備はしっかりしました。
ソロ登山なので、頼れるのは自分一人!
小心者なので、初雪山の前日はビビッてなかなか寝付けないというチキンっぷり。
そんなスーパーチキンビギナーの私が、雪山登山のために準備したコト、モノを紹介します!
ちなみに私が今季登った雪山は、
賤ケ岳(滋賀/421m)
綿向山(滋賀/1,110m)
伊吹山(滋賀/1,377m)
です。
登山ビギナーが準備したモノ
私が雪山に登る際に準備、購入したものを紹介します。
登山靴は冬用ではないですが、7年前に屋久島トレッキング用に購入したものがあり、バックパックは海外旅行用に使っているものが登山用だったので(ラッキー!)、この2点は割愛しています。
冬用アウター
言わずもがな、コレがないと死にます。
「ハードシェル」というそうです。詳しくはGoogle先生にお尋ねいただくとして、雨でも雪でもへのかっぱ最強アウターと私は理解しております。
現在、ほぼ無職で痛い出費ですが、これがないと始まらないということで購入しました。
登山ブランド「Millet」のティフォン50000ウォームというものを、セールで1万円ほど安い2万円でGETです。
登山用アウターは初めてなので比較しようがないのですが、ただのウィンドブレーカーにしか見えないのに暖かいです。この薄さのアウターで真冬に出かけたら、完全に寒くて意識失うレベルなのに、摩訶不思議。
撥水裏起毛パンツ
本来であれば、「防水」が好ましいようですが、予算の兼ね合いで「撥水」で。
Amazonでどこかよくわからないブランドのものを3,650円でお買い上げ。
3回雪山登りましたが、不具合はありませんでした。(ちゃんとした登山パンツを穿いたことがないので比較しようがないんです。。)
トレッキングポール
あのスキーのストックみたいなやつです。
こんなんなくても登れるとわい!といきっておりましたが、会社で私の後ろの席の山岳部出身の隣の部署の部長曰く、
「絶対必要!使うと全然違うから!」
と言われ購入。
結論、絶対必要!
私はこれがなければ、伊吹山の最後の急登は撤退でした。
雪のない山ではまだ使ったことがありませんが、これ使うと膝にも優しいみたいです。
後ろの席の部長曰く、どうせ折れるから安いのでいいんだよ、という助言をもとに、5,000円以内のものを購入。
その後購入して1年経ち、冬山以外も使ったりしていますが、壊れることもなくまだまだ現役です。
ゲイター
スパッツとも言われている靴に雪が入るのを防いだり、アイゼンを引っかけてパンツが破れるのを防いでくれるルーズソックスみたいなやつです。ルーズソックスみたいでは・・・ないか。
タイトル画像で穿いてるグレーのやつです。
何しかコイツが優れモノなんですよ。
穿いてるとあったかくて足冷え対策に!
雪なくても穿きたいけど、ビジュアル的に難ありですかね。
安さ重視で装備を揃えていると、色の組み合わせがカオスです。
私はこの2,000円ちょいのものを使っていますが、今のところ不具合はありません。
チェーンスパイク
登山靴にはめて使うチェーンに爪がついている滑り止めです。
一応軽アイゼンにカテゴライズされるみたいです。
雪の状況にもよりますが、傾斜が緩く雪がそこまで深くない場合は、チェーンスパイクで対応可能です。軽くてすぐ装着できます。
私はこれで賤ケ岳、綿向山に登りましたが、ヒヤッとすることもなく登ることができました。
軽アイゼン
今季はチェーンスパイクで登れる山にとどめておこうと思っていたのですが、欲が出ました。
伊吹山の直登&急登にチャレンジしたくなり、購入です。
伊吹山の最後の急登は、前爪が突き出た12本爪のアイゼンの方が登りやすいと思ったのですが、(実際、周りの方は12本爪アイゼンでした)私の登山靴は春夏秋用の軽登山靴のため、装着できないことが判明。
そこで控えめな前爪の10本爪アイゼンをGETしました。
モンベルで9,240円でした。
ヒップそり
名前のとおり、お尻にひいて雪上を滑るそりです。
タイトル画像でザックにくくりつけている黄緑の物体です。
これで伊吹山を滑り下りたら絶対楽しい!下山時の膝痛からも逃れられる!一石二鳥!!うえい!!
というテンションでモンベルで約600円で購入。
現実は、残雪期の伊吹山でヒップそりやったら命落とします。
ところどころ岩やハイマツが露出しているうえに、傾斜がとんでもなく急なので、クラッシュしたらご臨終です。
京都新聞のトップを飾る自分が容易に想像できてしまい、自粛いたしました。
なんなら、自分のお尻で猛スピードで下りることができ、伊吹山ではヒップそり不要説も浮上。
ただのかさ張る荷物と化していましたが、雪たっぷりの伊吹山では楽しめるハズなので、来季の活躍に期待です。
登山ビギナーが準備でしたコト
登山道の下調べ
登山ルートはYAMAPアプリで確認し、予定ルートで登った方の登山日記を毎日読んで研究しました。
YAMAPは便利すぎる登山情報アプリです。ダウンロード必須です!
登山地図をダウンロードできて、電波がなくてもGPSで自分の位置を確認できます。
さらにユーザーが登山日記を投稿しているので、非常に参考になります!
あとは登った方のYoutube動画でシミュレーションしてました。
今季登った賤ケ岳、綿向山、伊吹山はほとんど分岐がなかったのですが、綿向山は7合目で夏道と冬道に分かれており稀に間違える方がいるようなので、分岐の場所と看板を確認したりしました。
情報収集
なんと言ってもソロ登山なので、情報が入ってきません。
山に登っていると知らない登山者の方とお話しする機会がかなりの頻度でありますので、熟練の登山者の方々に自分はビギナーで〇〇山に登ろうと思っているので注意した方がいいことがあるか?装備はこれで行けるか?など色々質問して教えていただきました。
教えていただいた山男の皆様、ありがとうございます!
また、装備に関することはプロの登山ショップの店員さんにも根掘り葉掘り聞いてました。
登山技術的なことはPEAKS読んでます。きっとこれが登山愛好家のバイブルなんだろうと信じて。
あとは「天気とくらす」、通称「てんくら」のサイトで日々登山指数をチェックしていました。
天気とくらすでは、山ごとに登山指数を発表しています。
A:登山に適しています
B:風または雨が強く、やや登山に適していません
C:風または雨が強く、登山に適していません
という三段階評価で、雪山は登山指数Aでないと登らないと決めていました。
ひたすら雪のない山を登る
登山経験自体がほぼないので、ひたすら近所の山を登ってました。
経験値を上げることと、自分の体力を把握する為に、週1~2回登りました。
だいたいこれくらいの高低差なら20キロくらいまで歩けるな、15キロ超えると下りで膝が痛くなるな、ということを把握できたことで、雪山に挑戦する際の判断材料にもなりました。
ビギナーは経験を積んで技術を身につけるべし、とは言うものの、やり過ぎは厳禁で。
私、頻繁に登り過ぎて、ランナー膝?になってしまい、現在登山休止中です。。
何事も程々に!今年の目標です。
保険に加入
たかが1,000m級の山で?と思われるかもしれませんが、ソロなので何が起こるかわかりません。
私はYAMAPの1日保険に加入しています。1日単位で加入できて、たったの280円程度です。
万が一、滑落して動けなくなってヘリで救助となると、後々数十万円の請求が来るらしいです。。
想像するだけで気を失いそうです。
ケガした上に後から数十万円も請求が来たら、心神喪失です。そんなことにならないよう、お守りとして保険に加入しています。
もちろん保険を使うことがないよう細心の注意を払っていますが。。
まとめ
憧れの雪山ですが、伊吹山レベルまでであれば、初心者でもソロで登ることが可能でした。
ただし、しっかりと準備をすること、天気など登山条件の良い日に登ることが大前提です。
せっかく来たから登頂したい気持ちしかないと思いますが、もし体力や天候に少しでも不安を感じたら撤退すると決めて登ることが大事です。
雪山登山はリスクも大きく、体力的にもキツく、財政状況をも逼迫させますが、その分見られる景色は格別です!
ちなみに登山用品はレンタルすることも可能です。
ザックやアウター、トレッキングポールなんかはまずレンタルで揃えて雪山体験するというのもありかなと思います。
今季はもうシーズンは終わりですが、来季に向けて装備を揃えたり、体力をつけたりと、準備期間はたっぷりあるので、興味のある方は是非来季にチャレンジしてみてください!
私はがっつりハマってしまったので、アラフォーの衰えゆく体に鞭を打ちながら来季はガシガシ登りますよ。
では。
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