カメラの操作を覚えてから読むべき3冊
今回は私がカメラの操作を覚えてきたころに風景写真の上達に役に立ったなと思う本の紹介です。
カメラの絞りや露出など基本的なことがわからなければ、なるほど!とはならないと思うので、まずは基本操作を覚えてから読んでみてください。
簡単に私の写真歴を紹介しますと、普段は風景写真、寺社仏閣等古い建物の写真をメインに撮っています。
写真はInstagram(@nami.739)で定期的にアップしています。
使用カメラはミラーレス一眼、旅行が好きなので旅先での写真をメインに撮影していました。
ただ、カメラの専門用語や操作方法は全く分からず、AUTOかPモードでしか撮影したことがありませんでした。
昨年コロナの影響で仕事がなくなり時間ができたので、せっかくだから住んでいる京都の写真を撮ったり、ストックフォトなるもので写真を売って副業してみよう!ということでカメラの勉強を始め、現在に至っております。(まだまだ修行中!)
正直、私は習うより慣れろ派なので勉強の為の本はこの3冊しか読んでいません。
それでも3冊ともに読んでよかったと思えたので、参考になれば幸いです!
1.自然風景撮影 上達の鉄則60
まずは、「自然風景撮影 上達の鉄則60~これだけ覚えれば短期間で上達!~」!
サブタイトル「これだけ覚えれば短期間で上達!」に惹かれて買ってしまいましたが、その通りだったと思っています。
私が読んだ中ではこの本が一番わかりやすく、今でもことあるごとに読み返しています。
カメラの設定、構図の作り方、フィルターの使い方、カメラアクセサリー、表現に困ったときの対処法、カメラマンの心構え、すべてがこの1冊で網羅されています。
鉄則1~60までのタイトルを目次で確認して、知りたい鉄則から読んでいけるという非常に読みやすい構成になっています。
この本でへぇ!と思うことはたくさんありましたが、その中でも、
鉄則5 背景が作品のクオリティを決める
鉄則18 青空は少なめに
鉄則34 光条を引き出すには「F11」か「F16」を使え
鉄則49 朝焼け・夕焼けは「曇天」を使うべし
といった鉄則を実践することで、自分でも写真が垢抜けたと感じることができました。
撮影の基本はすべてこの本で学んだといっても過言ではありません。
2.ナショナルジオグラフィックプロの撮り方 構図を極める
レビューがとても良く、いつか外国人フォトグラファーのような写真を撮りたいと思っているので、それなら外国人フォトグラファーの本だろ!という安易な考えで購入しました。
上達の鉄則で勉強した後に読んだ本ですが、構図に関しては口を酸っぱくして「あと一歩被写体に寄れ!」と言われるので、それを実践したら、自分の写真がまた少し良くなった気がしました。
作例が多く、カメラの設定も写真ごとに記載されているので、とても勉強になりました。
ただ、良い写真を撮るために手段は厭わないタイプのカメラマンでしたので、違和感を感じるような記載は多々あります。
私は写真の為に花を摘むのはちょっと・・・と思うタイプかつ基本は風景そのものや偶然の瞬間を写真に収めたいと思うタイプなので、人為的に手を加えるスタンスは違うなと思いました。
ただ、構図に関しては、タメになることが多々ありますので、一読の価値はあります。
本、高いですけどね・・・。
3.色と構図で風景をアートに変える 四季の風景写真術
四季ごとシーンごとの詳細な写真の撮り方が知りたいなと思い、レビューがよかったこの本を購入しました。
こちらは8人の写真家がパートごとに撮影法やレタッチ法を解説していく構成になっています。
撮影方法がメインかと思いきや、撮影方法とレタッチ方法、それぞれ半分ずつ解説されています。
レタッチ法については、ハイライト、シャドウなどの明るさ、彩度や輝度の具体的な数値も記載されています。
Photoshopでのブレンディング法の解説もあるので、PhotoshopやLightroomを使ったレタッチスキルを勉強できます。
タイトルが「色と構図で風景をアートに変える」と謳っているだけあって、アートっぽいSNS映えな写真の作り方がメインなので、映え写真を目指している方向けの本です。
私はこの本を通じて、自分が撮りたい写真はレタッチや補正を加えてアートな写真ではなく、可能な限り実際と近い色で雰囲気を出した写真ということに気付き、ある意味転機になった重要な本でもあります。
また、載っている作例が絶景写真尽くしで、こんな写真を撮れるようになりたいなあと思わずにはいられないような本となっています。
番外編
写真がテーマの本ではないのですが、写真をやってると何度も「私ってセンスがないのかも・・・」と壁にぶち当たります。
SNSで綺麗な写真を見て、モチベーションになるときもあれば、なんで私はあんな風に上手に写真を撮れないんだろうと悩むこともあります。
写真を撮っている人であれば、なんで自分はあんな風に写真が撮れないの?から始まり、何を撮りたいのか、どんな写真が撮りたいのかわからなくなり、もう写真いっかな・・・ってループにはまった経験は 少なくとも一度や二度はあるハズです。
そんなにっちもさっちもいかなくなった時に読んでほしいのがこの本です!
もしかしたら、生まれつきぶっ飛んだ才能を持っていて、フィーリングで撮った写真がすべてお前はプロか!みたいな写真を撮る人がまれ~にいるかもしれません。
でも本当は蓄積した知識や経験から予測できることがセンスだよ!知識のアウトプットがセンスだよ!という内容の本で、とても勇気づけられる本です。
知識さえつければ、ある程度のセンスあるものを創り出せると太鼓判を押されているので、自分がうまく写真が撮れないのはセンスではなく知識がないからだ!
じゃあ写真の撮り方をもっと勉強しよう!
うお~~~~!!!!
という風にプラスに考えられるようになるので、スランプにはまってしまった時こそ読んでほしい本です。
まとめ
今回はカメラの操作方法がわかってきて撮影のテクニックを身に付けたいなと思っている方向けの風景写真の勉強本の紹介でした。
私もまだ修行の身なので、知識を身に付けて写真撮りまくって、上達したい!!
良い本、Youtubeを発見したら、共有しますね。
コメント