エティハド航空のハブ空港・ザイード国際空港
最近はヨーロッパ・アフリカ方面への旅行には専らエティハド航空を利用しているNamic(@739_nami)です。
エティハド航空のアブダビにあるハブ空港がザイード国際空港。
日本からはエティハド航空が成田~アブダビ線、関空~アブダビ線の2路線を運航しています。
エティハド航空はヨーロッパやアフリカ方面へ行くにはとても利便性の高い航空会社。
ヨーロッパのシェンゲン協定加盟国やアメリカは最初の到着空港で入国手続きが必要ですが、第三国へ渡航する場合はアブダビではセキュリティチェックのみですし、空港も乗継ぎ前提で設計されているので乗継しやすいのです。
とはいえ、行き先によっては乗継時間が長くなってしまうことも。
そこで今回はアブダビのザイード国際空港での過ごし方をいくつかご紹介します。
ハブ空港の「ハブ」ってなんやねん。という長年の疑問を解決してみました。
数十年の疑問がネットで一瞬で解決できました、便利な世の中ですね。
ハブ空港のハブとは、車輪の中心にある車軸(ハブ)を指し、拠点空港を意味します。
ウィキペディア
航空路線網を車輪に例えると、車輪の輻(スポーク)部分が「航空路」、轂(ハブ)部分が「空港」にあたります。ハブ空港は、各地からの航空路が集中し、乗客や貨物を目的地に中継する機能をもった、その地域の拠点となる空港です。
エティハド航空の最新搭乗レビューはコチラからどうぞ

長時間トランジットの過ごし方5選
エティハド航空の成田~アブダビ線はアブダビ着0:05、関空~アブダビ線は23:55と、往路はアブダビ到着が深夜となります。
ヨーロッパの西側(ロンドン、リスボン、バルセロナ、フランクフルトなど)行きのフライトは夜中にアブダビを出発するフライトが多くちょうど良い乗継時間なのですが、ヨーロッパの東側や比較的に飛行時間が短い都市(アテネ、イスタンブールなど)へのフライトは午前中出発のフライトが多いです。
その為、行き先によっては、深夜に到着し翌朝まで8時間以上の乗継ぎとなってしまうこともあります。
時間も時間ですし、入国して空港の外に出るのも憚られますし、そもそもわざわざ入国しても観光もできないですし時間の潰しようがないのが現実です。
そこで空港で長時間の乗継時間を乗り切る方法を4つお教えします。


予算が潤沢な人
迷わず空港トランジットエリア内のトランジットホテルを予約しましょう。

日本から約11時間飛行機に監禁されたのちに長時間空港を彷徨うのは正直地獄です
予算がある人は迷わず空港内の「AUHotel」を予約しましょう。
2024年にオープンしたばかりのホテルで価格は15,000円~です。
入国手続きや空港外のホテルまでの移動など不要で宿泊できるのは本当に楽。
睡眠時間もそこそこ確保できますし。
私もお金があれば絶対トランジットホテルを利用します。
ただ富豪にでもならない限りこのブログでトランジットホテル利用体験談を掲載することはないでしょう・・・
プライオリティパスを持っている人
プライオリティパスを持っている人はラウンジを利用するのも一つの手。
プライオリティパスで使用できるラウンジは「PEARL Lounge」です。(2024年10月現在)
これまで利用できていた「Al Dhabi Lounge」は2023年11月に閉鎖されました
ただしラウンジ利用時には利用時間に注意してください。



以前のAl Dhabi Loungeは最大4時間だったのですが、長時間乗継者にとって1時間の差はデカい
ラウンジ利用で乗り切る場合は、乗継の間の前半戦、中盤戦、後半戦のどこでラウンジを利用するか戦略が必要です。
こちらのラウンジを有料で利用する場合は3時間 AED262.98(約10,800円)なので、プライオリティパスなどを持っていない場合は、あと4,000円出してトランジットホテルに泊まった方が圧倒的に体を休めることができます。


エティハド航空の無料ストップオーバーを利用できる人
エティハド航空では、目的地がアブダビではない旅程の場合、アブダビでストップオーバーすると最大2泊分の対象ホテル(約23軒)の宿泊料が無料になるサービスを提供しています。



ストップオーバーサービスの対象ホテルはすべて空港外のホテルですので、入国手続きの上移動が必要です
長時間トランジットで1泊のみ使うもよし、最大2泊を有効活用してストップオーバーして観光するもよし。
- トレーダーズ・ホテル
- プレミア・イン・アブダビ・インターナショナル・エアポート
- アロフト・アブダビ
- バブ・アル・カスル
- イビス・アブダビ・ゲート
- シャングリ・ラ・カリヤト・アル・ベリ
- デュシタ二
- アナンタラ・イースタン・マングローブ
- ホリデイ・イン・アブダビ
- セントロ・キャピタル・センター
- サザン・サン・アブダビ
- プレミア・イン・アブダビ・キャピタル・センター
- ノボテル・アブダビ・ゲート
- ラマダアブダビコーニッシュ
- パール・ロタナ・キャピタル・センター
- ホーソーン・スイーツ・バイ・ウィンダム・アブダビ
- アル・アイン・パレス
- セントロ・アル・マンハル
- シティ・シーズンズ・アルハムラ・ホテル
- グランド・ハイアット・アブダビ・ホテル&レジデンス・エミレーツ・パール
- ゴールデン・チューリップ・ホテル・アブダビ
- ノベル・ホテル・アブダビ
- ジャンナ・ブルジュ・アル・サラブ
ストップオーバーサービスを利用する場合は、予約時に手続きをしてしまうのがベター!



簡単に予約方法をご紹介しますね
予約検索の際に、「アブダビでのストップオーバー」欄にチェックを入れ、希望の滞在日数と往路もしくは復路、どちらでストップオーバーするかを選択する。
ここでちょっとわかりにくい表記が出てくるのです。
「希望の滞在日数=泊数」、「出発時刻=往路」と解釈してください。
希望の滞在日数が2日だと1泊2日が通常の解釈になると思いますが、ここでは滞在日数=宿泊数となっています。
もし英語での予約に抵抗がなければ、英語で予約することをオススメします。
エティハド航空の日本語HPはちょこちょこ翻訳がおかしいところがあります。




希望のフライト情報、ストップオーバーの情報を入力しフライトを検索すると、運賃種別を選択する画面が出てきます。(こちらの画面コピーは割愛します)
往路、復路それぞれ希望の運賃種別(エコノミーの場合、ベーシック・バリュー・コンフォート)を選択すると、下記のような画面が表示されます。
対象ホテルの中で希望日に空きがあるホテルが表示されますので、表示されたホテルの中かから宿泊ホテルを選んでください。
手続きとしてはこれで完了です。


※2024年よりストップオーバーパッケージの内容が変更になりました。記事の内容からサービス内容が変更になっているのでご注意ください。


予算はカツカツ!お金を使いたくない人
アブダビ空港は24時間営業の空港。
夜中でも制限エリア内の飲食店やお土産店も開いてますし、椅子やロングチェアの数も十分あるので、空港泊可能です。
ただアブダビ空港の制限エリア内では快適な仮眠はあまり期待しない方がよいです。
- 夜中でも大きな声で電話をする人がやたら多い(何故!?)
- 基本的にイスが固く腰が痛くなる
私は少し神経質なので、トランジットエリアの椅子で仮眠をとることは断念しました。



てかなんで深夜2時、3時にあんなパワフルな声でみんな電話してるのよ
そして何よりも私にコレ↓ができるメンタルがなかったことが一番の敗因であったことは言うまでもないですね。


復路が長時間トランジットになってしまった人
アブダビから成田行き、関空行きフライトともに夜出発です。
ですので復路便の乗り継ぎ時間が長い場合は、迷わずアブダビの街に繰り出しましょう!
また、アブダビからドバイは約150キロしか離れておらず車で約1時間半から2時間で行けてしまいます。



乗継時間が長いのであれば足を伸ばしてドバイまで行くのも旅のアイデアの一つ
おわりに
長時間トランジット経験者によるザイード国際空港での過ごし方でした。
2023年までのアブダビトランジットパッケージは、対象ホテルの室数がかなり少なく設定されていたのか、一度も宿泊サービスを利用できませんでした。
新しいストップオーバーサービスは、フライトを決定する前に空き状況を確認できるので、以前よりずっと使いやすくなりました。
ということで私は来週からエティハド航空でモロッコへ行ってまいります。
それではごきげんよう。
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