副業で4社のストックフォトサービスで風景写真を販売しているNamic(@739_nami)です。
始めて4か月でわかった審査の傾向や特徴をメリット・デメリットをあげてまとめてみました。
ストックフォトサイト4社比較
数多くある写真販売サイト。
海外のgetty imagesや、日本のPIXTAなんかは、オンライン記事のクレジットに名を連ねているので聞いたことがあると思います。
他にも、Adobe Stock、Shutterstock、Photolibrary、123RF、EyeEm等、多くのサイトがあります。
初心者からしたら、何が違うのかわからないと思うのですが、それぞれ審査の癖や売れやすい写真の傾向があったりします。
審査一つをとっても、A社では承認されたのに、B社では却下された!ということもざらにあります。
その為、ストックフォトをやっている人は、複数社に登録して販売機会を増やすようにしています。
また、写真の著作権も自分に帰属する会社とそうでない会社があります。
収益も一律で価格が決まっているサイトもあれば、購入者が単品購入かサブスクでダウンロードしたかなど購入者の契約形態や購入方法により単価が変わるサイトもあります。
数多くあるストックフォトサイトの中で私が実際に利用している、「PIXTA」「shutterstock」「Adobe Stock」「写真AC」の4社について比較していきたいと思います。
PIXTA(ピクスタ)
国内最大級の素材提供サイトです。
PIXTA専属クリエイター制度という、ある程度の販売実績があるクリエイターを対象にPIXTAでだけ素材を販売する代わりに審査が優遇されたり、販売コミッション率アップされる制度があり、これでがっつり稼いでいる人がいるとかいないとか。
写真の審査は商標や人の写りこみにさえ気を付けておけば、大体通過します。
審査は緩いのですが、なかなか売れない印象です。
また、審査期間が2週間はかかりますので、販売開始になる頃には投稿した写真がとっくに季節外れということも。
タグ付けのAIの予測機能が優れているので、同じ写真を他ストックフォトサイトで登録する際に重宝しています。
Shutterstock(シャッターストック)
ニューヨークに本社を置くストックフォト会社です。
ストックフォトの記事でShutterstockが一番売れる!という記事をよく見かけますが、私は審査も通過できず写真も売れません・・・
審査履歴が21日間分しか残らないのですが、56枚中33枚しか通過していません、通過率6割弱。
これでも調子が良かった方です。
Shutterstockにはこれまで500枚以上は審査に出しているにもかかわらず、現在の販売枚数が225枚なので、ならしてみると4割強の通過率です。
個人的には絶対ピント合ってるし!という写真でも、「メインの被写体にピントが合っていないか、手ぶれ、被写体ぶれ、ノイズ除去の過剰使用、使用機器の技術的な制約(オートフォーカスサーチ、カメラのセンサー感度など)によりピントがずれています。」という理由で却下を突き付けられます。
10連続くらい却下された日には、全人格を否定された気持ちになって、結構へこみます。
背景をぼかした写真は結構はねられてる気がするので、絞り値(F値)を大きくして撮った写真を審査に出すようにしています。
あとShutterstockは商標と英語以外の文字と人の写りこみに一番厳しいです。
街中の写真で看板が映り込んでいるときは、編集ソフトで消す必要があります。
本当に、商標なんてどこに写りこんでるん?っていうようなものを見つけてくるので、商標と日本語と人の写りこみはシビアに見ていく必要があります。
正直なところ、写真を時間をかけてレタッチして、グーグル翻訳を駆使して英語でタグ付けしても、秒で却下されて・・・の繰り返しでモチベーションはだだ下がりです。
とどめを刺すかのように、売れても報酬は1枚あたり10セントとか17セント、今までの最高でも45セントです。
マジ、つらいっす。
https://www.shutterstock.com/ja/
Adobe Stock(アドビストック)
名前の通り、Photoshop、Illustrator、Premiere proなどクリエイター向けのソフトで有名なAdobeが提供する素材提供サイトです。
PhotoshopやIllustratorから直接アクセスできるので、購入層はWebデザイナーやイラストレーターなどのクリエイターがメインと思われます。
その為、利用用途も企業HPや広告などが多いと思われるので、他のサイトよりも知的財産権の侵害と構図を厳しく見ている気がします。
一度、ちょっとふざけて「手乗りミカン」というタイトルで山で手にミカンを乗せている写真を審査に出したところ、「審査の結果、アドビが求める美しさまたは商業的なアピールが足りないためコレクションに追加することができませんでした。」という理由で却下されました。
ふざけてスミマセンでした。
ただ、単価も高く、Shutterstockのように審査も厳しくないので、ストックフォトの中で一番気に入っています。
単価は33セントからですが、4ドルで売れたり1ドルちょいで売れたりと幅があるので、モチベーションは保てます。
個人的には一番おすすめなストックフォトサイトです。
写真AC
日本の写真素材販売サイトです。
ダウンロードユーザーとして登録すれば、1日1枚無料でダウンロードできることもあり、毎日写真が購入されるので、モチベーションを保つためにも初心者は登録すべきサイトだと思います。
単価は1枚あたり3円と激安ですが、マイページで前日に何枚ダウンロードされたかやダウンロードランキングを見ることができます。
自分が全クリエイターの中でどれくらいの位置にいるのかなど確認できるので、毎日前日の実績をチェックするのが楽しみになります。
ただ、登録した写真の著作権は写真ACへ譲渡することとなるので、他のストックフォトサイトと同じ写真を使うことができません。
これが面倒臭いことこの上なし。
その為、他ストックフォトサイトで審査が通らなさそうなものや、2軍の写真を登録しています。
しかもタグ付け機能がイマイチなので、手間もかかります。
それでも私のストックフォト収益は写真ACが一番なので、無の精神で写真をアップし続けます。
まとめ
というわけで、ストックフォトサイトはそれぞれ特徴があるので、その人の写真の撮り方、ジャンルによって合う合わないがあります。
まずは何社か登録してみてコツコツとストックを増やしてみるに限ります。
登録はタダですから!
ただすぐには売れないので、写真ACで売れる喜びを味わってモチベーションをキープしながら、他ストックフォトサイトで勝負していくというスタイルを私はオススメします。
なかなか売れないといって始めてソッコーで挫折してしまっては元も子もないですからね。
ちなみに私は利用している中で一番タグ付けが簡単なPIXTAで写真を登録し、そのタグをコピーしてAdobe Stock、写真ACの写真にペーストして審査に出しています。
これが4か月やって一番効率的な方法かと思っています。
Shutterstockだけはタグ付けが英語なのでどうしようもありません。
また新しい発見があれば、このブログで共有していきたいと思います。
では!
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