実は海外だけではなく国内も旅します、Namic(@nami.739)です。
海外はほぼソロで出掛けていますが、国内は結構人と旅しがちです。
今回は真冬の長野に温泉に浸かるお猿さんを見に行ってきました!

観光するには注意すべき点がいくつかあったのでご紹介します


温泉に浸かる猿を見られる地獄谷野猿公苑
地獄谷野猿公苑(じごくだにやえんこうえん)は、長野県にある野生のニホンザル(スノーモンキー)を間近で観察できる公苑です。
特に温泉に入るサルとして世界的に有名で、国内外から多くの観光客が訪れます。



国内外というより冬は8割くらいが外国人観光客!
地獄谷野猿公苑自体は1年中営業しているのですが、ニホンザルが温泉に入るのは寒い冬のみ!
言わずもがな温泉ザルは地獄谷野猿公苑の目玉となっています。
そして面白いのが、ここのお猿さんたちは人間に慣れ過ぎて、人間に1ミリも興味がありません。
なので自分が空気なんじゃないかと思うくらい、お猿さんたちは人間をスルーする故に至近距離から観察することができます。
今まで京都嵐山のいわたやまモンキーパークなど色々なところで猿を見てきましたが、ここまで人間に慣れて超至近距離をフツーに歩く猿も珍しいのではないでしょうか。


この地獄谷野猿公苑が長野県のどこにあるかといいますと・・・
「長野県下高井郡山ノ内町大字平穏6845」
特に関西人からすると下高井郡と言われてもサッパリです。
長野県自体とても大きいのですが、北部よりにあり長野駅からは北東に約40km、車で1時間20分程の距離、志賀高原の近くに地獄谷野猿公苑はあります。
冬に訪れる際の注意点
今回はじめて雪の地獄谷野猿公苑へ行き、事前調査&準備をしていなかったことに猛烈に反省しました。



冬に訪れる際は特に下記2点を念頭に準備してください
- 余裕を持ったスケジュールを立てよう
- 最寄の駐車場及びバス停から公苑の入り口まで40分はかかります
- 最寄の駐車場が満車の場合、更に数百メートル離れた臨時駐車場へ駐車しなければなりません
- 雪山に登るくらいの気持ちで準備しよう
- 公苑の入り口までの約40分の道のりは完全なる雪道です
- 苑内も雪道かつ除雪されていない階段・坂道のオンパレードです
余裕を持ったスケジュールを立てよう
地獄谷野猿公苑の最寄駐車場および最寄りのスノーモンキーパークバス停から公苑入口まで冬場は約30~40分かかります!
車で行く人は特に注意なのが、駐車場が満車で最寄りの駐車場から離れた場所に駐車しなければならないことがあります。



私の場合は、最寄りの駐車場から約900メートル離れた「上林チェーン着脱場」というパーキングエリアのようなところに誘導されました
その為、ただでさえ入り口から徒歩30~40分なのにこの900メートル分が加算されて、入り口に到達するまでにかなりの時間を要しました。
その為、閉苑時間の20分前に入苑することになり、全然時間が足りず・・・
公式HPには冬季駐車場の案内が掲載されていますが、特に休日は掲載されている駐車場が満車で入れないこともあるので要注意です!




雪山に登るくらいの気持ちで準備しよう
駐車場及びバス停から公苑入口まで時間がかかることはお分かりいただけたと思います。
この項では入り口までの道のりがいかに過酷かお伝えしたいと思います。
てっとり早く伝わるのがこちらの写真↓↓




見ての通り完全なる雪道です。
ほとんどが平坦で坂は少ししかないのが幸い。
北陸出身かつ普段から雪山登山をしている私ですが、スノーブーツのみという軽装備で挑んでしまい、案の定派手に転び雪道の横を流れている小川に落ちかけました。
そう、雪道の谷側にも山側(小川が流れている)にも転落防止策などはありませんので、滑ってコケる体勢や場所が悪ければ、普通に川に落ちますし、谷側にも滑落します。
また、道は木で太陽光が遮られているので日陰となり、凍っている箇所もかなりありました。
かなりの人たちが転んでいて、自分が転ばないように細心の注意を払いつつ、他の人が転んでぶつかって来ないか冷や冷やしながらの道のりで今までにない緊張感のある雪道でした。



雪山登山でもこんなにドキドキしたことない
こんな危ない目に遭わないためにも、暖かい服装と雪道対策はしっかりして行ってください!
雪山登山経験者の目線で必ず持って行った方が良いものは「軽アイゼン」!
いわゆるチェーンスパイクと言われるもので、靴にチェーンを被せるタイプのアイゼンです。
雪山用のアイゼンは靴にアイゼンを引っかけるところがないと使用できませんが、軽アイゼンはスノーブーツでも登山靴でもスニーカーにでも取り付けが可能です。
ただ、スニーカーは足が濡れて、体温を奪われる原因となり得るのでやめてくださいね。
この軽アイゼンがあれば、かなりの確率で転倒を防げます。
それでも心配という人や、普段から歩き慣れていない人は、歩行をサポートするトレッキングポールがあれば安心。
楽しい旅行を怪我で台無しにしないためにも、しっかりと準備してスノーモンキーに会いに行ってください!
その他
この地獄谷野猿公苑のお客さんのほとんどが外国人である為、スタッフが「閉苑まで〇〇分!」などのアナウンスはすべて英語です・・・
地獄谷野猿公苑へ行くなら宿泊先は渋温泉一択


渋温泉は地獄谷野猿公苑から車で約10分程度で行ける約1300年の歴史を持つ温泉街です。



昔ながらの旅館や石畳の小道が並び、風情ある雰囲気が魅力
最大の特徴は「九湯巡り」と呼ばれる外湯巡りで、宿泊者は専用の鍵を使って9つの共同浴場を楽しむことができます
それぞれ効能が異なり、すべて巡ると「厄除け」や「開運」のご利益があるとかないとか。



お湯が熱すぎて私は2か所でギブアップ
各浴場はとても狭くお手洗いもありません。
頭や体を洗うのは旅館の内湯で済ませ、湯めぐりではお湯に浸かるだけというスタイルです。




地獄谷野猿公苑や渋温泉への移動は断然車での移動がラクチン。
特に地獄谷野猿公苑では所要時間が読めないところもあるので、レンタカーがオススメです。
おわりに
国内外いろいろ旅をしていますが、個人的に冬の地獄谷野猿公苑と渋温泉は満足度的にかなりレベルの高い組み合わせだと思っています。
雪の季節にしか見られない温泉に浸かるかわいいニホンザルを見て、雰囲気抜群の渋温泉では温泉に浸かって心も体も温める、なんて至高な贅沢なんでしょう。
ということで今回は私が愛してやまない長野旅のトラベルハックでした。
次回は雪の戸隠神社について書こうかな。
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