ポルトガルの小さな村・オビドス
海外ソロトラベラーのNamic(@nami.739)です。
先日ポルトガルの首都リスボンから日帰りで行ける小さな村・オビドス(Obidos)へ行ってきました。

リスボンとは異なる中世の城塞都市の雰囲気があり、リスボンだけじゃ物足りない!という人にはピッタリな日帰りのデスティネーション!
中世のヨーロッパへタイムスリップしたかのような錯覚を覚える、可愛い白壁の家屋や教会に石畳の路地。
オビドスは城壁で村が囲われており、城壁の上を歩いて1周することで村全体を高い所から見て周れます。
城壁を歩いて1周するのに1時間もかからず、階段が一定の間隔で村の中へ下りる階段があるので、1周しなくても好きなところで城壁へ上がったり下りたりできます。



村全体をゆっくりまわっても2時間程度しかかからないので、食事をするにしても3時間程度あれば十分満喫できます。




ポルトガルへ行きたくなる写真ギャラリーはコチラから
\成田空港&関西空港から毎日運航していて乗継1回でリスボンへ行ける航空会社・カタール航空/
ワンワールドに加盟しているので日本航空やキャセイパシフィック航空とも組み合わせ可能!
オビドスでやるべきこと
城壁ウォーキング
まずは村の入り口の門を入ってすぐの階段から城壁に登ってパノラマビューを拝みましょう。



村全体を見られるだけではなく、城壁外の牧歌的な風景も一緒に見渡すことができます
写真を撮ったりしながらゆっくり歩いても1周するのに30~40分程度でしょうか。
飽きたら所々にある村へ下りる階段で途中で村に下りることができます。



Porta da Vilaという村の入り口の城門から村の東側の城壁を歩いてPorta da Vilaの反対側のオビドス城あたりまで歩くのがオススメ


地元名物のチェリーのお酒「ジンジーニャ」を堪能


ジンジーニャはポルトガルのリスボン地方で生産されるさくらんぼのリキュールです。ポルトガルの伝統的な家庭のお酒で、日本で言うところの梅酒的な位置づけでしょうか。



アルコール度数は20度ほどあるのですが、甘みもあるのでとても飲みやすい!
オビドスでは写真のようにチョコレートのカップに入れて、ジンジーニャによく浸かったさくらんぼと一緒に提供されます。
ジンジーニャを飲み干した後にチョコレートも食べられるので、アルコール度数は高いとはいえ、お酒というよりほぼスイーツ。
オビドスには道端にジンジーニャやスナックを売っている売店やお店の前でジンジーニャを売っていたりするので、すぐにジンジーニャを見つけることができます!


散策&かわいい雑貨がもりだくさんのお土産屋さん巡り




青と黄色でアクセントをつけた白壁の可愛らしい家々の合間を縫っての町歩きは、オビドス散策の醍醐味!
町中にはアズレージョのタイルや可愛い柄のタイルのお店や、アズレージョやタイルの柄をあしらった可愛い陶器のお店がたくさんあるので、お店をめぐりながらの散策はあっという間に時間が過ぎてしまいます。
カラフルな食器や雑貨は見ているだけでも楽しくなりますよね。



オビドスの旧市街は2時間もあればまわれてしまうサイズ感で、お土産屋さんやレストランも狭いエリアにおさまっているので、リスボンではなくオビドスでお土産を購入するのもススメです




リスボンからオビドスへの公共交通機関でのアクセス
リスボンからオビドスへはアクセス可能な公共交通機関は、バスと鉄道です。
鉄道だと乗り換えが複数回ある上に所要時間が2~3時間。



バスを利用すれば直通バスで約1時間なので、リスボンからオビドスへの移動はバス一択!
なのでここではバスでの移動方法を解説します。
- バス会社:Rodoviária do Oeste
- 所要時間:約1時間
- 本数:平日37本/日、土日祝12本/日
- 直通(乗り換えなし)
- リスボン発地:地下鉄Campo Grande駅横のバスターミナル(リスボンが始発)
- 運賃:片道9.05ユーロ(2024年10月時点)
- 支払方法:乗車時バスの運転手さんに支払う
- 事前予約:不可
ざくっと説明すると、Campo Grande駅のバスターミナルからRodoviária do Oeste社のCALDAS DA RAINHA行きのバスに乗れば約1時間でオビドスに到着します!
この通りリスボンからは簡単にアクセスできるのですが、地下鉄Campo Grande駅のバスターミナルの場所がわかりにくいので地下鉄駅からの行きかたを説明します。
Campo Grande駅のバスターミナルの場所
地下鉄(Metro)Campo Grande駅はグリーンラインとイエローラインが交差する駅なのでアクセスは抜群に良いです。



宿泊する人も多いと思われるリスボンのダウンタウンエリアであるRossio駅やBaixa-Chiado駅はグリーンラインなので1本で行けちゃいます
ただ駅を出てからバスターミナルまでがちょいとトリッキーなのです。
Campo Grande駅にはバスターミナルが2つあり、オビドス行きのバスが発車するのはTerminal 2です。


なにがややこしいって2024年10月時点で、Terminal2へアクセスしやすいCampo Grande駅のスタジアム側(北側)が工事中の為、Terminal2まで歩いていけなくなっていました。
その為、スタジアムの反対側出口から出て、向かって左へ進んでいく必要があります。
駅から出て左へ進むと道があるので、その道を渡ったところがオビドス行きのバスターミナルです。
バスターミナルはMetroの高架下にあります。(このエリアはMetroは高架になっています)
高架下にはバス乗り場が2、3か所あるので、乗り場ごとに設置されている行き先と時刻表が記載の表示板で乗り場を確認してください。
私はズボラなので休憩に入るバスの運転手さんを捕まえて聞きました。


駅からバスターミナルまでの動線はこんなカンジ↑
もしわからなくなったら、バスターミナルの入り口にある「Pastelaria Dourado」というカフェを目指してください。
このカフェの向かい側の高架下がバスターミナルです。
お手洗いもあるので、早めに着いた時には時間を潰せます。
リスボン⇔オビドス間のバス時刻表
2024年10月時点でのリスボン⇔オビドスの時刻表はコチラ↓
最新版はバス会社Rodoviária do Oeste社のHPで確認してください。



平日はだいたい15分~30分毎にバスが出ていますが、土日祝は1時間から2時間に1本とかなり少ないので、土日祝はスケジュールに気を付けてください。
事前に予約はできないので、当日バス乗車時に運転手さんに支払いをするのですが、平日の昼間でも満席で乗れないということがあるので、スケジュールがタイトな場合は早めにバスターミナルへ着くようにしてください。
- Campo Grande駅のバスターミナルがわかりにくい
- 土日祝は平日と比べるとバスの本数が3分の1以下なので土日祝の移動は時間に気を付ける
- 平日の昼間でも混んでいるので時間に余裕をもってバスターミナルへ
\\ドラマや映画をダウンロードしてバス移動のお供に//
スケジュールがタイトな時は現地ツアーもアリ
スケジュールがカツカツでオビドスだけではなくリスボン近郊の町をまわりたい!という人は現地ツアー一択です。
リスボンから日帰りで行ける近郊の町は、オビドス以外にもナザレやファティマがあります。
これらがセットになったリスボン発着ツアーがたくさんあるので、リスボンから日帰りで多くの町をまわりたい人には、現地ツアーが断然オススメです!
おわりに
中世へタイムスリップしたかのような錯覚を味わえるオビドス。
せっかくユーラシア大陸の西の果てのリスボンまで来たら、一緒にオビドスまで行かないともったいない!
バスでアクセスすれば、日帰りというか半日で帰って来られるので、是非リスボンから足を伸ばして出掛けてみてください。
コメント