モロッコ旅をもっと楽しく!モロッコ料理のメニューを読み解く頻出単語10選

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モロッコ親善大使の座を狙う旅人のNamic(@nami.739)です。

モロッコにハマってから早12年。

最初の頃何に苦労したかなと思い返してみると、旅の醍醐味のひとつである食べ物に苦労したなと。

食事の内容というよりも、ただでさえモロッコ料理がどんなものかわかっていない上にメニューに書いてある食べ物が何かサッパリわからなかった!

余談ですが、「モロッコ料理って辛そう!」とよく言われますが、モロッコ料理はスパイシーとは縁遠い料理です。

香辛料は色々使っていますが、辛い料理は皆無です、むしろマイルド!

砂漠があるから暑い国=料理が辛い!ってイメージに繋がっているのかもですね。

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モロッコのメニュー事情

モロッコのメニューで何が難しかったって、メニューがアラビア語とフランス語の2か国語表記のところが多い上に書いてある料理の固有名詞がサッパリわからないというダブルパンチ。

英語だとなんとな~くわかるけど、フランス語とかもうお手上げです。

アラビア語に関しては難易度高すぎて文字としても認識できません・・・

最近は観光地エリアでは英語メニューもおいてあるのでご安心を!

そこで初めてのモロッコでもふわっとどんなものかわかるよう、メニュー頻出の料理&単語を10個厳選!

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モロッコのメニュー頻出単語10選

それではメニューに頻出の料理の名前を写真と一緒に紹介します!

ハリラ Harira

前菜欄の頻出単語です。

英語表記では「Moroccan Soup」と表記されていることも。

モロッコの定番料理かつモロッコやアルジェリア地域の伝統料理の一つです。

野菜と豆がたっぷり入った栄養満点のスープで、見た目は辛そうですがトマト風味の優しい味です。

このスープにパンをつけて食べるのがたまらんのです!

ハリラスープの写真、鋭意捜索中です・・・

ホブス Khubz

モロッコでは食事を頼むと必ずパンがつきます。

食事をオーダーすれば、必ずパンが付いてくるのでオーダーする必要もなければ、ミスオーダーでもないのでご安心を

モロッコでは食事と一緒に提供されるパンを「ホブス」といい、モロッコ人の主食です。

モロッコでは各家庭で作った生地を町中の焼き窯に持って行って焼いてもらうそうです。

町中にはそこら中にパンの焼き窯があり、大量のパンを担いで運んでいる人を見かけます。

パン焼き職人と大量のホブス

ムスンメン Msemen

こちらは朝食の定番で、モロッコ風クレープと表現するのが分かりやすいかも。

見た目がクレープの皮みたいな薄生地のもので、ジャムやオリーブオイルをかけて食べます。

モロッコの朝食では、ホブスやムスンメンなど数種類のパン(やパンみたいなもの)が提供されるので、お腹いっぱいになります。

オレンジジュースの斜め後ろにあるのがムスンメン

シャクシュカ Chakshouka

モロッコ料理の定番で、英語メニューでは「Berber Omelette」と書かれていたりもします。

その名の通り、卵料理なのですが、私たちが想像するオムレツではなく、お鍋に野菜と卵を並べて蒸し焼きしたような料理です。

シャクシュカ、ハリラ、ホブスのディナー

タジン Tagine

多分日本人がモロッコのイメージで唯一知っているキーワードが「タジン鍋」だと思う。

そのタジン鍋で作られた煮込み料理全般が「タジン料理」です。

煮込み料理のことをタジンと言い、チキンのタジンやビーフのタジンに海鮮のタジンと種類は多種多様。

「Kefta」が聞き慣れないワードですが、ミートボールのことです。

肉や野菜のメインの食材とたっぷりの野菜を一緒に煮込んだものがタジン鍋。

どんな香辛料を使っているか何度も聞きましたが、ひとつたりとも覚えていません・・・クミンとかシナモンとかだったかな??

牛肉やラムのタジンにはプルーンやレーズンなどが入っていて少し甘めな印象。

定番タジン鍋
  • チキンのタジン(Chicken)鶏肉とオリーブ、野菜
  • ミートボールのタジン(Kefta)ミートボールと野菜
  • ビーフのタジン(Beef)牛肉と野菜やプルーン
  • ラムのタジン(Lamb)羊肉と野菜やプルーンなど
  • 野菜のタジン(Vegetable)野菜
  • 魚のタジン(Fish)イワシなどの魚と野菜
今まで食べた中で一番美味しかったホステルのお兄さんのランチのサーディンのタジン

クスクス Couscous

世界最小のパスタと言われているクスクス、実は発祥はモロッコなんです。

クスクスはタジンと並んでモロッコの国民食ではあるけども、タジンのように毎日は食べません。

イスラム教の安息日である金曜日の午後に食べるものなので、レストランによっては金曜日しかメニューになかったりもします。

クスクスの上に煮込んだ野菜や豆、肉をのっけて食べます。

タジン同様に味付けは優しく、野菜をたっぷり取れるのでヘルシー!

スミマセン、機内食ののクスクスの写真しかなかった・・・

パスティラ Pastilla

パスティラはミートパイのようなモロッコの伝統料理で、パイ生地のような生地の中に鶏肉や鳩肉のこま切れ肉に玉ねぎやナッツ、コリアンダー、スパイスを練り込んだフィリングが入っています。

パイ生地の上にかかっているのは、シナモンや粉砂糖です。

塩味と甘さのコラボレーションなのですが、個人的には上に砂糖はかけてないでくれと思っています。

私は砂糖なしの方が断然美味しいと思っている派

このパスティラはタジンのように毎日食卓に並ぶ料理ではなく、お祝い事で提供される料理なんだとか。

ブロシェット Brochette

串焼きのことをブロシェットと言います。

英語では串焼きは「Skewer」ですが、フランス語の「Brochette」で表記されているお店も多いです。

どちらも同じ串焼き料理のことです。

ブロシェットはチキンやビーフ、ラムをハーブやスパイスで味付けして焼いたもので、ビールが飲みたくなる一品!

ブリワット Briwat

モロッコ版サモサです。

特にモロッコ独特の味付けかと聞かれると、特に特徴はなくフツーのサモサです。

パイ生地にひき肉やチーズ、ナッツを詰めて揚げた小さな揚げ物です。

モロッコ特有の具材とかは特にないですが、フツーに美味しいです。

屋台で売られているブリワット

アタイ Atay

モロッコへ行くと1日に何回も飲むことになるミントティーは、モロッコでは「アタイ」と言われています。

メニューへは「Tea」とだけ表記されていることが多い気がしますが、話すときは「アタイ」という人も多いので覚えておきましょう!

ちなみにモロッコのメニューの「Tea」は紅茶ではなくミントティーのことです

お店によってグラスで出てきたり、ティーポットで出てきたり。

おわりに

これだけ頭の片隅にいれておけば、もうモロッコのレストランでパニックになることはないでしょう!

タジンだけでもお店や家庭によって具材や味付けが異なるので飽きることはないですが、日本では馴染みのないモロッコ料理にも是非トライしてみてください!

日本にはほとんどモロッコ料理屋さんがないので、日本ではなかなか本格モロッコ料理を食べられません!

なのでモロッコで思う存分モロッコ料理を堪能してくださいね。

ラッキーなことに私が住んでいる京都にはモロッコ人シェフの美味しいモロッコ料理屋さんがあるのですが、パスティラやシャクシュカはメニューにはありません

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