写真と旅好きアラフォーのNamic(@nami.739)です。
ポルトガルの世界遺産の街・ポルトにある世界一有名であり世界一美しいと言われる本屋さんを知ってますか?
その書店の名前はレロ書店(Livraria Lello)。
Livrariaはポルトガル語で本屋という意味でLivraria Lelloでレロ書店といいます
そんなレロ書店へ行ってきたのでレポートします!
世界一美しい本屋・レロ書店とは?
レロ書店基本情報
レロ書店の正式名称は、レロ・イ・イルマオン(Livraria Lello e Irmão)と言い、日本語に訳すと「レロと兄弟の書店」。
現在の建物で営業を始めたのが1906年ですが当時は違う名前で営業しており、現在のレロ・イ・イルマオン(Livraria Lello e Irmão)として営業を始めたのが1919年。
名前の通り、レロ兄弟が始めた本屋です。
創業100年を超える老舗本屋!
そのレロ書店が世界一美しいと家われる所以はその内装の美しさ。
1906年、日本の明治時代に建設されたネオゴシック様式の建物、有名な彫刻家が施した美しい彫刻やステンドグラスにより装飾された内観は圧巻です。
その美しさから、2008年にイギリスのガーディアン紙で「世界で最も美しい書店10選」に選ばれたり、旅行者のバイブル「Lonely Planet」で紹介されたことから瞬く間に有名に。
もとは地元の本屋さんだったレロ書店は、世界各地から人が訪れる観光名所となっていきました。
観光地化にともない入場料をとるようになり、入場料も値上げに値上げを重ねても連日大盛況の人気っぷりです。
場所は、ポルトの中央駅であるサン・ベント駅から徒歩10分!
ポルト大学の向かいにあり、近くにはクレリゴス教会があります。
ハリポタファンに人気の理由は?
レロ書店はハリー・ポッターファンに人気のスポットでもあるんです。
実はハリー・ポッターの原作者J.K.ローリングは一時期英語教師としてポルトに住んでいたことがあり、レロ書店に通っていたのだとか。
しかもハリー・ポッターの一作目はこのポルト滞在時に執筆したと言われており、ハリーが魔法学校で使う教科書を買う「フローリッシュ・アンド・ブロッツ書店」に似ていることから、レロ書店がハリー・ポッターの世界観に影響を与えたのでは?と言われています。
確かにレロ書店の雰囲気はハリーポッターの世界観と近しいものがありますよね!
レロ書店のみどころは?
重厚な彫刻
レロ書店の重厚な雰囲気を作り出しているのは、天井や壁を装飾している彫刻の数々!
天井、壁、階段、それぞれでモチーフになっているものが異なり、お店の細部に至るまで繊細な彫刻が所狭しと施されています。
ステンドグラス
レロ書店の2階から上を見上げると見事なステンドグラスが!
このステンドグラスにはラテン語でレロ書店のモットーである「Decus in Labore」という言葉が刻まれています。「奉納は労働なり」や「労働に勤しんで」「労働者の栄光」などと訳されるそうです。
ちなみにGoogle翻訳では「Goodness in Work」と訳されていました。
働くことは良いことよ!的な意味なんでしょうか・・・
天国への階段
「天国への階段」と呼ばれる書店の1階から2階に上がる階段は、重厚な雰囲気にマッチした変形?螺旋階段。
雰囲気的に天国へは連れて行ってくれなさそうですが、昔にタイムスリップしたような気持にさせてくれる階段です。
ジャケ買いしたくなる映えな本
人気観光スポットとはいえ7,レロ書店は現役の本屋さんです。
本棚には天井までびーっしりと本が並べられています。
そしてその本1冊1冊がレトロでオシャレな物ばかり!
英語かポルトガル語科は分かりませんが、少なくとも日本語ではない言語で書かれた本しかないですが、ジャケ買いしたくなるような本ばかり!
世の中のお洒落な本がすべてこのレロ書店に集結しているのではないかと思えるくらい、どれをとってもオシャレであったり趣深い本の数々が並んでいます。
レロ書店の注意点は?
ハリポタの世界観に浸れる素敵本屋・レロ書店。
事前にチェックすべき注意点を3つ紹介します。
世界一美しい本屋は世界一混雑する本屋
恐らくここを訪れるほぼ全員がここで初めて激混み本屋を初体験することになると思われます。
本屋さんっていつも空いてますやん?
少なくとも日本の本屋さんは。
でもここは違います。
気持ち流行っているナイトクラブかというくらい混んでいます。
あまり写り込んでいない写真は、かなり粘って一瞬の隙を突いたほぼ奇跡の一枚と言っていいでしょう。
なので映えな写真を撮りたいといった邪念は捨てていく方がよろしいかと。
事前に予約をしないと入店できません
入場するにはTICKET-VOUCHERを公式HPで購入しなければなりません。
30分毎に時間枠が設定されており、希望の時間を選んでチケットを購入します。
大人:8ユーロ
日本円にして1,280円(2024年1月現在)。
これでビールとおつまみを賄えます。なかなかです。
あの内装は高いお金を払ってでも見る価値がある
と現地ガイドも絶賛のレロ書店なので、せっかくユーラシア大陸の最果ての地まで行くので奮発しちゃってください。
レロ書店のバウチャーがついたポルトのウォーキングツアーもあるので、ポルト歴史地区の歴史を学びたい人はウォーキングツアーと組み合わせていくのもオススメです。
- 自分で公式HPからバウチャーを購入する
Livraria Lello - 入店バウチャー付きのウォーキングツアーに申し込む
公式HPからバウチャーを購入した人は、希望の時間前に書店前に行き、時間の看板の前で並んで待ちましょう。
時間になったら係員が誘導し入口でバウチャーの提示を求められますので、メールで送られてきたバウチャーをすぐ提示できるように準備しておいてくださいね。
当日でもチケット購入は可能ですが、直近の時間が空いているとは限らないので、前日までに購入しおくことをオススメします
大きな荷物は持ち込めません
レロ書店へは大きな荷物を持ち込めませんので、荷物は宿か徒歩10分の距離にあるサン・ベント駅のコインロッカーに預けてから訪問しましょう。
また、リュックは前に抱えて入店しなければなりません。
レロ書店は1階と2階がありますが、店内は狭いです。
通路もすれ違うのがやっとなくらいなので、出来るだけ小さなカバンで行く方がストレスは少ないです。
まとめ
ポルトのかの有名なレロ書店の訪問レポートは以上となります!
リアルにハリポタの世界観を味わえるレアスポットなので、ポルト訪問時は訪問マストで。
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