今年も新緑が綺麗な季節がやってきました。
新緑の見頃は桜が終わる4月下旬から梅雨が明ける7月にかけてです。
このシリーズでは、京都で緑を堪能できるおすすめスポットを京都在住13年の筆者が定番から穴場まで紹介していきます!
紅葉の人気スポット真如堂の新緑は圧巻の緑の世界
真如堂といえば圧巻の紅葉で有名なスポットです。
お寺の正式名称は、鈴聲山真正極楽寺(れいしょうざん しんしょうごくらくじ)といい、比叡山延暦寺を本山とするお寺です。
当然と言えば当然ですが、紅葉が綺麗=青もみじも綺麗という方程式が成り立ちます。
秋は真っ赤に染まりますが、春から夏にかけては圧巻の緑の世界です。
にもかかわらず、真如堂はいつ来ても混みあうこともなくゆっくりじっくり堪能できる穴場スポットです。
春は桜、初夏は青もみじ、秋は紅葉といつ来ても美しい真如堂ですが、お庭を見逃してはなりません。
本坊にある隨縁の庭は私的ナンバーワンお洒落ガーデンIN KYOTOです!
30代も半ばに差し掛かると、庭に癒しを感じるようになるようで、最近は京都中のお庭を巡っていますが、ここの隨縁の庭はユニークで格別です。
お庭巡りをしていると、訪問しすぎて「はて、あの庭はどこのお寺のお庭やったかいな?」となることも多々あるのですが、隨縁の庭は独特でモダンでオシャレ!!
真如堂は旧財閥三井家の菩提寺であり、隨縁の庭には三井家の家紋の「四ツ目」が配置されているんです。
この隨縁の庭を造ったのは、東福寺や光明院の庭を作庭した昭和の作庭家・重森三玲の孫である重森千青氏です。
隨縁の庭は2010年に作庭された新しい庭で、庭の名前になっている「随縁」とは「随縁真如」の略で「真理が縁に従って種々の相を生じる」という教えだそうです。
どうやったらこんなクリエイティブなお庭をデザインできるのでしょうか。
羨ましい限りです。
撮影スポット①:本堂周辺の小径


本堂の周りにはもみじが植えられており、地面は苔で覆われているので、一面緑の世界です。
視力が良くなるような錯覚を覚えるほどの緑で、目も心も癒されます。
撮影スポット②:涅槃の庭


東山三十六峰を借景とした枯山水のお庭です。
奥にある大きな石はお釈迦様が北向きに横になっている姿、その手前にある小さな石はお弟子さんたち、手前の白砂はガンジス川の流れを表し、お釈迦様が入滅する様子を表現しています。
真如堂は東山に近く更には小高い丘の上に建っているので、遮る建物もなく東山が綺麗に見えます。
造園家・曽根三郎氏が1988年に作庭した新しいお庭です。
撮影スポット③:隨縁の庭

こちらが私が超おすすめパワープッシュの隨縁の庭です。
三井家の家紋の四ツ目があしらわれた幾何学模様にも見えるお庭です。
撮影スポット④:三重塔

本堂前にある三重塔です。
1817年に再建された高さ約30メートルの三重塔。
重厚でカッコいいです、写真映え間違いなし!にもかかわらずまともな写真を準備できず・・・。
撮影地データ
真正極楽寺真如堂
境内は散策自由ですが、涅槃の庭、隨縁の庭は有料エリアにあります。
受付は本堂の中にあります。
住所 | 〒606-8414 京都市左京区浄土寺真如町82 |
電話番号 | 075-771-0915 |
拝観時間 | 9:00~16:00(最終受付15:45) |
拝観料 | 大人 500円 中学生 400円 特別拝観(春・秋期) 大人 1,000円 中学生 900円 |

アクセス
真如堂は近くに鉄道駅がないので、市バス一択です。
最寄のバス停は「真如堂前」で、高いところに建っているので坂を登っていきます。
真如堂前で下車し、そのままバスの進行方向へ向かって歩くと「真如堂前」の看板があります。
その看板の角を左に曲がって道なりに住宅地を抜け坂道を登って行くと真如堂の東参道が左手に見えてきます。
最寄バス停は「真如堂前」ですが、隣の「錦林車庫前」からも数分歩く時間が長くなる程度でアクセスできます。
錦林車庫が市バスの拠点なので、止まるバスの数は真如堂前よりも多くなります。
京都駅>>>(京都市バス5系統 約40分)>>>真如堂前>>>(徒歩約5分)>>>真如堂東参道
京都駅>>>(京都市バス5系統・17系統 約40分)>>>錦林車庫前>>>(徒歩約8分)>>>真如堂東参道
淀屋橋>>>(京阪本線特急55分)>>>出町柳駅>>>(京都市バス17系統・203系統 約11分)>>>錦林車庫前>>>(徒歩約8分)>>>真如堂東参道
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