4月下旬から5月限定の絶景夕焼け田んぼリフレクション
田んぼリフレクションは、水が張られた田んぼに空や太陽が写り込んだり水面が反射した状態のことを指します。
障害物があっては綺麗に写り込み、反射しないので、田んぼに水を引き始める4月下旬から苗が育ち始める6月初旬くらいまでの期間限定の風景です。
田んぼリフレクションだけでも十分綺麗なのですが、これに夕焼けが加わるととんでもない絶景に仕上がります。
田植えの時期は地域やその年の気候によって異なりますが、今回紹介する猪子山からのリフレクションは毎年4月下旬から5月いっぱいくらいまで楽しむことができます。
猪子山(いのこやま)は滋賀県東近江市にある標高268mの里山です。
頂上下には北向岩屋十一面観音(きたむきいわやじゅういちめんかんのん)のお堂があり、その前に西向きの展望台があります。
この展望台から東近江の田園風景、伊庭内湖、琵琶湖のパノラマを一望でき、夕景・夜景スポットとなっています。
田んぼリフレクションのシーズンの晴れた夕方には、夕日が田んぼに反射してとんでもない絶景を拝むことができるのです!
車という文明の利器を持っていない、なんなら運転ができない私は、「どうぜこんな絶景スポット、車ないと行かれへんのやろ」とふてくされておりましたが、リサーチってしてみるものですね。
なんと最寄りの駅から徒歩で行けるではないですか!!!
しかも山を登るのに、駅から徒歩約40分。
「絶景=車がないと行けない」という筆者の絶対的方程式が崩れ落ちた瞬間でした。
車がないから絶景スポットに行けないと諦めている写真愛好家のそこのあなた、電車でGOですよ。
撮影地データ
猪子山
撮影場所
猪子山は滋賀県東近江市にある標高268mの里山です。
その頂上下の北向岩屋十一面観音のお堂前の展望台が撮影場所です。
西向きに開けており、ベンチやプレハブの休憩室も設置されています。
天気の良い休日の夕方は、夕日狙いのカメラマンで混みあいます。
私は日没時間の1時間以上前に到着しましたが、既に数人のカメラマンがいらっしゃいました。
良い場所を確保したい場合は、日没時間1時間以上前の訪問をオススメします。
早めに行くと夕焼け前の景色も楽しめるので一石二鳥です。
また、この展望台の横に休憩室があり、自由に出入りできます。
私はタイムラプス撮影で展望台に1時間半以上滞在したのですが、日没後は風もあり肌寒く感じたので、カメラだけ置いて休憩室で待機していました。
確認はしていませんが、ずっと鍵は開いているような雰囲気でした。
ここで寒さを凌ぐことができるので、撮影環境はとても良いです。
撮影機材
望遠レンズは必携です!
望遠で幾何学模様のような田んぼと夕焼けの写り込みをとらえます。
望遠レンズと標準レンズで撮った写真の撮影データを記載しますので、是非参考にしてください。
私はオリンパスユーザーなので、焦点距離はマイクロフォーサーズ規格です。
(フルサイズ35mm換算だと焦点距離は約2倍です。3/4で25mmだとフルサイズ換算で50mmくらいです。)
アクセス
最寄駅はJR東海道本線(琵琶湖線)の能登川駅です。
乗り換えなしの直通の新快速で京都から約40分、大阪から約1時間10分かかります。
駅から猪子山展望台までは徒歩で約40分です。
能登川駅から麓の猪子山公園まで約10分、猪子山公園から北向岩屋十一面観音の駐車場まで舗装された林道を約20分、駐車場から頂上展望台まで長い階段を約10分の道のりです。
頂上にはトイレがないので、麓の猪子山公園の公衆トイレが最後のトイレスポットです。
猪子山公園横に頂上へ登って行く林道の入り口があります。
下の写真の写真のような案内板がありますが、わかりにくいのでひたすらに林道を道なりに登って行きましょう。
途中に分かれ道がありますが、分かれ道には車が通れないように車止めが設置してあるので、ひたすら車が通れる方を選べば迷うことなく到着します。
頂上へ向かう山道はいくつかありますが、初めていかれる方は林道(車道)を使いましょう。
夕日撮影の場合、下山するころには暗くなっていますが、最後の階段と林道には照明があるので安心です。
車がある方は、北向岩屋十一面観音の駐車場まで車で行き、そこから10分階段を登るだけで辿り着けます。
ただ、駐車場はそこまで広くないので、夕焼けを狙えそうな日は早めのスタンバイをオススメします。
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