京都の紅葉の見頃は?
10月に入り秋の気配を感じると、今年の紅葉の見頃はいつ頃かな?どこに紅葉を見に行こうかな?と少しソワソワしだしますよね。
一般的に紅葉は9~11月の気温が低いと早まり、高いと遅くなると言われています。
もちろん毎年の天候で紅葉の見頃時期は変わりますが、京都市民の感覚としては毎年11月中旬から11月最終週が紅葉のピークです。
ただ、同じ京都でも神護寺や高山寺のある高雄や、寂光院、宝泉院のある大原は気温が低く清水寺や永観堂がある東山エリアや嵐山エリアよりも早く見頃を迎えるのでご注意を!
筆者が行きたい穴場の紅葉スポットをリストアップ
それでは早速2022年の定番じゃない京都の紅葉スポットを紹介したいと思います!
京都の定番の紅葉スポット以外にも行ってみたいけど、どこがいいかわからない!という方必見です。
1.源光庵の窓越しの紅葉
鷹峯にある源光庵は建物の修繕の為、約3年間拝観が休止されていましたが、2022年3月に拝観が再開されました!
丸い窓が「悟りの窓」、四角い窓が「迷いの窓」と言われています。
円は⼤宇宙を表現し、角型は⽣⽼病死の四苦⼋苦を表現しているとのことです・・・
特にこの窓に切り取られる新緑から深緑、紅葉はとても美しく、完全にアートの世界です。
2.実相院門跡の床もみじ
京都市の北、岩倉にある実相院門跡。
門跡寺院とはその寺院の住職を天皇家の血を引く方々が務められていた格式の高い寺院のことで、京都には門跡寺院が13か所ありこの実相院門跡はその中の一つです。
こちらのお寺は磨かれた床に映るもみじが美しく、「床もみじ」と呼ばれています。
襖絵、もみじ、リフレクションが一つのアートのようになっており、他とは少し違った紅葉の楽しみ方を堪能できます。
ただし屋内での写真撮影は禁止されているのでご注意を!
3.建仁寺のライトアップ
今年はJR東海主催の「ひかりの京都」のイベントの一つとして建仁寺がライトアップされます!
建仁寺の境内の無料エリアと方丈でライトアップの演出がされます。
リフレクション竹灯籠はなんと無料エリアに設置されるという太っ腹なイベントです。
禅寺がこんな竹灯籠でオシャレな感じにライトアップされるなんてなかなか見られるものではないと思うので、この秋絶対に行きたいイベントの一つです!
また建仁寺方丈も期間中夜間特別拝観を行うのですが、こちらは事前に申し込みが必要です。
EX会員に登録して、JR東海ツアーズのツアーへの申し込みが必要です。(ツアーと言ってもチケットを購入するだけなので、ガイドや添乗員が付くわけではなく、ただ拝観時間内に自分の好きなように回ることができます。)
4.岩戸落葉神社のイチョウ
こちらはもみじではなくイチョウの紅葉です!
京都中心部から約20キロ、周山街道を北上した小野郷と呼ばれるエリアにある岩戸落葉神社(いわとおちばじんじゃ)。
住所は京都市北区ですが京都中心部から車で40、50分かかる距離にあります。
公共交通機関では京都駅からバスで約1時間というちょっとアクセスの悪い場所ですが、11月中旬から下旬にかけて20メートルをこえる巨木が黄金色に色づき、境内を黄金色の葉で埋め尽くす光景は圧巻です!
5.安祥寺の竹灯籠
こちらも建仁寺と同様に「ひかりの京都」のイベントの実施寺院の一つで、竹灯籠のライトアップと音楽と竹灯籠の灯りが連動したショーが開催されます。
安祥寺は京都の山科にあり、市内から少し離れている立地にありそこまで混まないのではないかということと、ひかりの京都ショーを見てみたいので筆者がこの秋楽しみにしているイベントの一つです。
6.毘沙門堂の敷き紅葉
毘沙門堂は京都山科にある門跡寺院の一つで、紅葉もさることながら葉が散ったあとの敷き紅葉が美しすぎるということで有名なスポットでもあります。
なので訪問時期としては見頃のピークがすぎた後がオススメです!
7.無鄰菴の名勝庭園と紅葉
無鄰菴とは蹴上エリアにある明治に建てられ、あの山縣有朋の別荘だった邸宅です。
なんと日露開戦前、伊藤博文、小村壽太郎、桂太郎、山縣有朋らが対ロシア外交方針を決める重要な会議「無鄰菴会議」が行われた場所でもあります。
近代日本庭園の傑作と言われた庭園の紅葉と歴史を楽しめるスポットでもあります!
更にはコロナの影響で、入場は事前予約制となっており、密になる心配もないので、この秋爆発的に観光客が戻ってくると予想される京都でも安心して紅葉を楽しむことができます。
公式HPから見学予約ができます。
8.蓮華寺の庭園紅葉
京都市の北東、比叡山の麓の八瀬にあり、中心部から少し離れているということもあり比較的観光客が少なく落ち着いた雰囲気のお寺です。
こぢんまりとしたお寺で、部屋から見る池泉回遊式庭園の紅葉はとても心を落ち着かせてくれます。
9.鹿王院
嵐山近くの嵯峨エリアの住宅街に佇む穴場的スポットの鹿王院。
あまり知られていない為、とても静かな雰囲気の中で拝観することができます。
入り口の山門をくぐってからちょっとした紅葉のトンネルになっていて入り口からテンション上がります。
写真は2018年の夜間拝観の時のものですが、今年は今のところ夜間拝観の実施は発表されていません。
10.愛宕念仏寺の石仏と紅葉
最後は石仏と紅葉という異色の組み合わせ!
ちなみに愛宕念仏寺は「おたぎねんぶつじ」と読みます!近くに愛宕山があるので「あたご」と読んでしまいそうですよね。
この愛宕念仏寺には所狭しと、表情豊かな1,200体の羅漢さんが並んでおり、1体1体の表情を見ながら境内を散策するのも楽しい寺院です。
特に紅葉の季節は羅漢さんの苔の緑と紅葉の赤の対比がとても鮮やかに境内を彩ります。
まとめ
京都在住15年の筆者の独断と偏見による定番じゃない京都の紅葉スポット2022年版はいかがでしたでしょうか?
定番以外の京都に興味を持ち始めた方にはとても楽しめるスポットばかりなので、是非2022年の秋は通な京都を楽しんでみてくださいね!
※正確な情報配信に努めておりますが誤りや変更になっている箇所がある可能性もあるので、訪問前に公式HPなどで最新情報をご確認ください。
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