京都・伏見港で酒と桜三昧
伏見港?京都市には海がないのに港?と思われるかもしれませんが、京都にも港があるんです。
1950年代頃まで、京都と大阪を結ぶ水運の拠点として栄えていた河川港が、酒蔵で有名な伏見にあります。
酒蔵があるエリアに近い宇治川に豊臣秀吉が伏見城築城のために作ったのが始まりで、坂本竜馬が襲撃された寺田屋がある一帯です。
寺田屋の前を流れる宇治川派流に十石舟が運航しており、川沿いは遊歩道になっています。
この水路沿いにソメイヨシノが植えられており、満開時には圧巻の景色を楽しむことができます。
満開のソメイヨシノ、十石舟に川面のリフレクション。もう絵になりすぎて写真好きにはたまらんスポットです。
さらにはタイトル画像のように酒蔵をバックに桜と十石舟なんて、ヨダレが止まんないですよね。
写っている建物は月桂冠大倉記念館です。
ちなみに京都に移り住んだ頃の私の伏見のイメージは、「とりあえず行けばヘベレケになるまでタダ酒を飲めるパラダイス」だったのですが、実際に行ってみると酒蔵見学のために入館料を払い、試飲も一口で終わるような量で、現実を思い知らされた苦い記憶があります。
穴場というほどでもないんですが、川沿いでお花見できるエリアが広いので、混雑するようなこともなく、ノンストレスで桜を楽しめます。
また、エリア内に寺田屋のような観光地があったり、酒蔵巡りもできるので、桜以外も楽しめる優秀なスポットなのです!
とはいえ私はレジャーシートとビールと肴という三種の神器持参で、ほぼ川沿いでエンジョイする派です。
また、十石舟に乗船して船上からお花見なんてバブリーなこともできてしまいます!
運航スケジュール、料金は伏見観光協会のHPより確認ください。
支払いは現金のみ、WEB予約もないようなので、ご注意ください。
https://kyoto-fushimi.or.jp/ship/

撮影地データ
伏見港(豪川・宇治川派流沿い)
京阪中書島駅から伏見十石舟乗船場~京橋~伏見であい橋~伏見港公園まで宇治川派流、豪川沿いを歩くのがおすすめです。
途中に月桂冠の酒蔵が見えたり、寺田屋の前を通るので、寄り道することもできます。
ちなみに伏見であい橋は、「君の膵臓を食べたい」という映画のロケ地で、映画のポスターにもなってるらしいです。見たことないんでなんともですが。
この伏見であい橋から、綺麗に十石舟と桜を撮ることができるので、必ず渡りましょう!
撮影スポット1:桜と十石舟と月桂冠酒蔵
十石舟乗船場から水路沿いを少し北へ行くと酒蔵が見えてきます。

撮影スポット2:宇治川派流に架かる京橋と伏見であい橋の間の水路と桜並木
この伏見であい橋と京橋の間が一番桜が敷き詰まっていて綺麗です。

撮影スポット3:伏見であい橋からの水路と十石舟

撮影スポット4:濠川と京阪電車
濠川にかかる伏見であい橋と京阪電車の鉄道橋の間に橋が架かっており、その橋の上から濠川と京阪電車を収めることができます。

アクセス
【住所】(十石舟乗船場)〒612-8043 京都府京都市伏見区本材木町701
【散策時間】24時間
【料金】無料
京都方面、大阪方面からもアクセスしやすいです。
十石舟乗船場まで京阪本線中書島駅の北出口から徒歩5分。
祇園四条駅—(特急11分)—中書島駅—(徒歩5分)—十石舟乗船場
淀屋橋駅—(特急37分)—中書島駅—(徒歩5分)—十石舟乗船場
おすすめ撮影時期
もちろん桜の時期です!
特に散る直前の桜吹雪が舞う頃がオススメです。
桜吹雪と十石舟が本当に絵になります。
また、散った桜の花びらが水面に浮き、それらが連なって流れていく花筏を撮影できるスポットでもあります。
例年の伏見港の桜の見ごろは3月下旬から4月上旬です。
近年は4月に入る前にピークを迎えることが多いですが、伏見港は桜吹雪も美しいので、ピークを過ぎてもまだまだ楽しめます。
よいうよりもここはピークを少し過ぎてからが本領発揮なスポットでもあります。
是非、満開の桜と桜吹雪の両方を見て欲しいです!
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