金沢の王道スポット10選とモデルコースを石川県民が徹底解説!

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この記事はこんな人にオススメ

初めての金沢観光で1日しか時間がない人

効率よく金沢の見どころをまわりたい人

金沢らしい風景を見たい人

金沢の魅力をまだ知らない人

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そもそも金沢ってどんな街?小京都なの?

金沢は石川県の県庁所在地です。

石川県を出ると、「金沢」という地名は良く知られていますが、悲しいかなどの県にあるのかわからないという人に数え切れないほど出会いました。

この際覚えてください、金沢は石川県の県庁所在地、北陸随一の中核都市、あの加賀百万石で知られる加賀藩の城下町です!!

いまだに何かにつけて「加賀百万石」を出してくる故に、お隣の福井県、富山県から「プライドが高い」とクレームが来るのです。

そしてそのプライドの高さ、伝統工芸などの文化、川が流れる街並み、茶屋街や食文化など京都との共通点が多いことから県外の人からは「小京都」と言われることもしばしばあります。

が、金沢は小京都ではございません。

正確に言えば、小京都であることを辞めました、2008年に。

実は「小京都」名乗るためには、「全国京都会議」という団体に加盟していなければならないのですが、金沢市は発足した1985年には加盟していましたが、2008年に脱退しました。

金沢は小京都を名乗れないというよりも自ら小京都を辞めたのです

京都と金沢の両方訪れた方で雰囲気の違いを感じた方も多いと思うのですが、そもそも京都は天皇が有らせられ、朝廷が置かれていた為、公家文化の街。

それに対して金沢は加賀藩の城下町として栄えた武家文化の街。

京都は1200年の歴史がありますが、金沢の歴史は江戸時代から400年の歴史のみ。

歴史が浅いからと卑下している訳ではなく、そもそもが違いすぎるので京都と比較するという感覚がないんです。

控えめな県民性でもあるので、大っぴらに金沢すごいぜ!ということはまずないのですが、石川県民は金沢に誇りを持っています。

私は生まれて1歳半まで金沢市に住み、育ったのは金沢市ではありませんが、

出身は金沢です

と若干詐称しています。(てへ)

それくらい石川県民は金沢に誇りを持っているということです!

伝統のみならず、アートが発達している街でもあり、美術館やギャラリーも多い芸術都市としての魅力もあります。

ちょっと控えめに言っても魅力が過ぎるくらいにある金沢、今回は石川県民かつ写真好きな私がオススメする王道スポットを紹介していきます!

石川県出身の筆者が紹介する金沢の王道スポット10選

1.金沢駅鼓門

石川県の玄関口の金沢駅の兼六園口にそびえたつ巨大な門。

鼓門は北陸新幹線の開通にあわせて金沢駅がリニューアルした際に建てられ、金沢駅は世界で最も美しい駅14駅の1つに選出されています。

金沢駅は世界で最も美しい駅14駅に選ばれている駅でもあるので、ただの駅と思ってスルーしてはいけませんよ。

駅に降り立ったらまずはカメラのご準備を。

2.近江町市場

まず石川に来たら海鮮ですよね。

金沢市民の台所・近江町市場には鮮魚店、青果店、精肉店が立ち並び、買い物はもちろん早朝から飲食店も開いており、朝からお寿司や新鮮な海鮮を楽しむことができます。

市場の活気を感じながらお買い物、見学する→食欲が湧いてくる→飲食店で海鮮を肴に一杯。

これぞ王道。

3.主計町茶屋街

ひがし茶屋街、にし茶屋街と並んで金沢三茶屋街の一つの主計町(かずえまち)茶屋街。

浅野川沿いの立地で風情ある茶屋や料亭が並び、金沢らしい雰囲気を味わえます。

地元の文豪・泉鏡花の作品にもたびたび登場する茶屋町で、細い路地や階段があり、ひがし茶屋街やにし茶屋街とは少し異なる風情があります。

あかり坂や暗がり坂はとても趣があるので必見です!

4.ひがし茶屋街

金沢の観光地といえば必ず名前があがるひがし茶屋街。

重要伝統的建造物保存地区として町並みが保存された地域で、町家をリノベーションしてカフェやお土産屋さんが並んでいます。

他の二つの茶屋街と比べると観光地化されている分、ショッピングやスイーツを楽しむことができます。

5.兼六園

兼六園は国の特別名勝に指定され、岡山の後楽園と水戸の偕楽園に並び日本三名園の一つに数えられる廻遊式の日本庭園です。

何代もの加賀藩主によって作られた江戸時代を代表する庭園なのです!

兼六園は桜の名所でもありますが、真冬かつ雪化粧している時期が一番風情があって美しいのでオススメです。

兼六園の樹々は11月から3月中旬まで、雪で枝が折れないよう縄で吊る雪吊りが施されます。

この雪吊りされた樹々と徽軫(ことじ)灯籠と霞が池が本当に絵になるんです。

兼六園は11ヘクタールある広い庭園なので、どうじても時間がないときは霞が池周りを見ておきましょう。

これだけであれば30分もかかりませんが、じっくりまわるのであれば1時間半ほどみておきましょう。

  • 兼六園は早朝開園を行っており、入園料が無料で見学することができます!(有料開園の15分前までに退園すること)時期により開園時間が異なるので、詳細は公式HPでチェック!
  • 石川県民は「兼六園の県民観賞の日」である毎週土・日曜日は入園料が無料です!必ず免許証など県民であることを証明できるものを持参しましょう!

あまり知られていませんが、石川県民は毎週土・日曜日は無料で入園できますよ!

2023年4月からはチケットをネットで購入できるようになりました

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兼六園|公式オンラインチケット 兼六園 オンラインチケット|お申込はこちら

6.金沢21世紀美術館

ここは金沢でも超がつく人気スポットです!

特にスイミング・プールのトリックアートはSNS映えするフォトジェニックな写真を撮れることもあっていつも大混雑です。

ただコロナの影響で事前予約が必要になりましたので、詳細は公式HPよりご確認ください。

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金沢21世紀美術館 | 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa. 石川県金沢市にある現代美術館です。来館情報、展覧会、イベント、教育普及プログラム、コレクションの紹介など。

7.KAMU Kanazawa

KAMU Kanazawaは2020年6月にオープンした施設美術館です。

3階建ての建物で各階に1アート展示してあるつくりになっており、美術館というよりも展示スペースといった感じです。

人気なのは写真の1階にあるレアンドロ・エルリッヒの作品で、トリックアートのような階段を見ることができます。

2020年10月には徒歩で行ける距離に「KAMU BlackBlack」と「KAMU sky」という展示スペースがオープンし、チケットはこの3館共通で1,100円です。

客層はほとんどが大学生くらいの若いカップルか女子グループでした。

30代の私はぶっちぎりで最高齢かつ一人様なので完全に浮いておりました・・・。

8.尾山神社

加賀藩の礎を築いた前田利家とその正室・まつを祀っている神社です。

この尾山神社、鳥居の先に神門という和漢洋折衷の門があるというのが最大の特徴で、この神門が日本にある神社の中で一番オシャレな門だと私は思っています。

最上階の窓は見ての通りステンドグラスでバリバリの洋風なのに前田家の加賀梅鉢という家紋が入っており、屋根の上に突き出た針のようなものは日本現存最古の避雷針です。

この神門だけでも十分人を惹きつけてやまないのですが、境内には神苑や前田利家の騎馬像から謎のオブジェまで見どころがバラエティに富んでいます。

おみくじに関しては私が確認しているだけでも、おみくじ、恋みくじ、世代みくじ(輝みくじ・翔みくじ・愉みくじの3種)、男みくじ、女みくじ、的中みくじ、開運・招福お守入おみくじ、彩しるべおみくじの8種類ものおみくじがありました。

おみくじの種類は日本一かも!?

9.長町武家屋敷跡界隈

金沢のメインストリートを曲がってすぐの立地に趣ある長町武家屋敷跡があります。

このエリアは景観地区に指定されており、昔ながらの黄土色の土塀、石畳の小路が残され、江戸時代には豪壮な武家屋敷が立ち並んでいました。

繁華街から目と鼻の先にこんな場所があるなんて、本当にタイムスリップしたかのような感覚になります。

この武家屋敷跡には普通に人が生活しているのですが、唯一公開されている野村家という武家屋敷があります。

建物と庭園が公開されており、朝8:30から見学可能なので、オススメは朝一の人が少ない時間帯の見学です。

あわせて読みたい
武家屋敷跡 野村家 ~加賀藩千二百石~ | 公式サイト 金沢市長町武家屋敷跡界隈にて、建物・庭園を一般公開しています。

10.にし茶屋街

金沢三茶屋街の一つですが、ひがし茶屋街ほどお店がなく犀川を渡る立地ということもあってか観光客は少なめです。

規模としてはひがし茶屋街と比べるとかなり小さくこぢんまりとしており、周りに民家も多いので日常に溶け込んでいる感じです。

1日で満喫できるモデルコース

ずばり上記の1~10を順番通りに巡っていきましょう!

健脚なそこのアナタは是非徒歩で巡ってみてください。

金沢の観光地は狭いエリアにコンパクトに収まっているので歩いて回れますよ。

地図で繋ぐとこんな感じです。

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