祇園祭オタクによる綾傘鉾の日和神楽ルート徹底解説

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京都市在住で祇園祭オタクのNamic(@739_nami)です。

今回は長年のオタ活で得た知識を少しばかり披露させていただきます。

祇園祭の日和神楽をじっくり、時間のない人には効率的に楽しめる情報を記事にしました。

目次

祇園祭の日和神楽とは?

日和神楽というのは、祇園祭の山鉾巡行の前日の宵山の夜に、各山鉾の囃子方が鉦を吊るした屋台とともにお囃子を奏でながら、四条御旅所へ翌日の晴天を祈願しに行く儀式のことです。

下の写真が屋台です。

お囃子を持っている山鉾はこの屋台に鉦を吊るして、お囃子を奏でながら御旅所へ参拝し、京の町を練り歩くのです。

長刀鉾のみ八坂神社まで祈願しに行きますがそれ以外の山鉾は四条御旅所へ向かいます。

前祭では四条通が歩行者天国なので、ほとんどの山鉾が四条通を通って御旅所まで行きますが、

後祭は通行規制を行っていないので、四条通を通らず四条通の北側の通りを通って新京極の商店街に入り、御旅所へ向かいます。

(御旅所へ向かうルートは公開されていないので、私の長年の経験からの感覚です)

日和神楽と一緒に夜の京都のを練り歩くのが祭の情緒を余すことなく楽しめるので、とてもオススメです!

日和神楽は、21時~21時半頃に各山鉾町を出発し御旅所へ向かいます。

御旅所からの帰りはそれぞれバラバラのルートで各山鉾町へ帰っていきます。

この屋台でお囃子を奏でながら御旅所へ晴天を祈願し、各山鉾町へ帰っていく一連の行事が日和神楽と言われます。

日和神楽で八坂神社もしくは御旅所に屋台を曳いて参拝に行くのはお囃子方を持っている山と鉾のみです。

前祭後祭
長刀鉾
函谷鉾
月鉾
船鉾
鶏鉾
放下鉾
菊水鉾
岩戸山
北観音山
南観音山
鷹山
大船鉾

唯一無二の棒振りばやしで有名な綾傘鉾

祇園祭の中でも二つしかない傘鉾かつ独特の棒振り囃子を持つ綾傘鉾。

赤熊を被り、白い布で顔に覆って、150センチほどの縞々の棒を持って、お囃子に合わせて踊るのが棒振り囃子。

宵山期間中(7月14日~16日)は綾傘鉾が建てられている大原神社前の特設会場で、決まった時間に棒振り囃子を見ることができます。

棒振りばやしのスケジュールは綾傘鉾保存会の公式HPから確認できます。

そして宵山のクライマックスの日和神楽では、御旅所へ参拝後、街を練り歩きながら4か所で棒振り囃子を披露します。

巡行本番では赤熊を被って正装での棒振りばやし、宵山期間中は浴衣での披露なのですが、これがまたイイ!

綾傘鉾の浴衣がまたオシャレでイイ!

これが浴衣バージョン

そしてこれが巡行の本番バージョン

綾傘鉾の日和神楽の巡行ルート

日和神楽ではルート上の4か所で棒振り囃子を披露してくれますので、日和神楽のルートとだいたいの通過時間をご紹介します。

日和神楽のルートと時間は一般公開されていないので、要チェックです!

まず日和神楽で棒振りばやしを披露する3か所はコチラです。

  1. 八坂神社御旅所
  2. 宮川町歌舞練場前
  3. 因幡薬師前
  4. ホテル日航プリンセス前

ルート

ルートは綾傘鉾が建てられている大原神社前から四条通を通って八坂神社御旅所で参拝&棒振り囃子を行い、宮川町の歌舞練場へ向かいます。

2023年現在は歌舞練場が建て替え工事中なので、歌舞練場前の宮川町通を更に南に下がり松原通を少し下がった路上で棒振りばやしが行われました。

その後、松原通を通って因幡薬師へ向かい、因幡薬師前の路上で棒振り囃子を披露し、最後の披露橋であるホテル日航プリンセスへ向かいます。

ホテル日航プリンセスの玄関前でのお披露目が終わると、東洞院を北に上がり、綾小路を曲がり大原神社へ帰っていきます。

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