モロッコ親善大使になりたい旅人のNamic(@739_nami)です。
砂漠にハマり、2年連続サハラ砂漠へ行ってまいりました。
砂漠観光の拠点となるモロッコのメルズーガへのアクセスに詳しくなったので、アクセスについて解説します!
モロッコへ行きたくなる写真ギャラリーはコチラ
日本から一番簡単にアクセスできるサハラ砂漠
サハラ砂漠ってアフリカ大陸にある世界最大級の砂漠という知識はあるけど、なんか行きにくそうなイメージありませんか?
距離も治安も含めて。
サハラ砂漠に日本から一番簡単にアクセスできるのはダントツでモロッコ!
モロッコは日本から直行便がないものの、中東やヨーロッパを経由すれば1回の乗り継ぎで行けるので、感覚としてはヨーロッパへ旅行へ行くのと変わらないです。
日本から乗り継ぎ時間も含めて約20時間でモロッコの玄関口カサブランカ国際空港到着です。
\成田空港&関西空港から毎日運航していて乗継1回でモロッコへ行ける利便性NO1航空会社・カタール航空/
ワンワールドに加盟しているので日本航空やキャセイパシフィック航空とも組み合わせ可能!
実際にモロッコは北アフリカに位置し、スペインの港町アルヘシラスからは海を隔てて15kmしか離れていません。
さらにはアフリカの国の中では圧倒的に治安も良いので、女子ひとり旅にもオススメなのがモロッコなんです。
そして砂漠観光の拠点となるのがモロッコの南東部、アルジェリアとの国境に近い砂漠の町・メルズーガ(Merzouga)です。
マラケシュからは550km、フェズからは460km程度です。
560kmといえば大阪からつくばくらいまでなんで、なかなか遠い!
サハラ砂漠での定番アクティビティ
砂漠って景色は綺麗そうだけどその他に何かすることがあるか謎ですよね。
意外に砂漠でのアクティビティは充実しているのでできればメルズーガに最低2泊はしたいところ
- ラクダに乗って夕日&朝日鑑賞
- 砂丘でサンドボード
- 砂漠の中のデザートキャンプに宿泊
- 星空の下でキャンプファイヤー
- 四輪バギーで砂丘を疾走
- 遊牧民のノマドのテントを訪問
ラクダに乗って広大な砂漠を移動するのも日本では絶対経験できない体験だし、砂丘に登って見る夕日は一生忘れられない。
夜には見たことがない数の星を見ることができるし、非日常のオンパレード!
私の人生においてこれ以上の星を見ることはないでしょう
私のオススメはノマドのキャンプにお邪魔してテントでミントティーをいただくこと。
遊牧民のキャンプは砂丘から少し離れた岩石砂漠のエリアにあり、彼らのテントでお茶を振舞っていただくことができます。
風の音しかしない空間でミントティーをいただくという経験が私にとってはこの上ない贅沢に感じられて、これまで旅でいろんな経験をした中でも感動体験トップ3にランクインしています。
サハラ砂漠の町・メルズーガへのアクセス
私は2023年、2024年と2年連続でサハラ砂漠へ行っています。
それぞれ異なる移動手段でサハラ砂漠の町・メルズーガまで行ったので、体験談とともに解説します!
現地発着ツアー
現地発着ツアーに参加するのが一番簡単で手っ取り早いアクセス方法!
私もはじめてのサハラ砂漠はツアーに参加しました
現地発着ツアーはおもにマラケシュやフェズ発着、もしくはマラケシュ発フェズ着その逆などのルートが主流です。
マラケシュ発着もしくはマラケシュ発フェズ着は、サハラ砂漠へ向かう途中にアイトベンハドゥやトドラ渓谷を経由するので、2泊3日のツアー、フェズ発着は途中にそこまで見どころがないので、1泊2日のツアーがほとんどです。
初めてのモロッコで手軽に砂漠へ行きたいという人は、途中で世界遺産のアイトベンハドゥに寄ることができるマラケシュ発の2泊3日ツアーへの参加がオススメです。
初回は絶対ツアー参加がラクチンでオススメ!
ツアーなのでスケジュールはタイトかつ約15名乗りのツアーバスでの移動となります。
費用は砂漠での宿泊をスタンダードキャンプにするかラグジュアリーキャンプにするかで変わってきますが、フェズ発着2日間が15,000円~、マラケシュ発着3日間が20,000円~という相場感です。
ツアーの良いところはバスでいろんな観光地へ連れて行ってくれるところですが、ひとり旅でも砂漠での夜のキャンプファイヤをツアーメイトと楽しめるところかな。
初めてのサハラ砂漠でのキャンプファイヤは色んな国籍の人たちと歌って踊って、本当に楽しかった!
長距離バス
長距離バスはかなり時間がかかりますが、安いので、時間に余裕がある人向け。
マラケシュ及びフェズから長距離バスが毎日1便運航しています。
マラケシュ便は昼便、フェズ便は夜行便。
マラケシュ便は途中、ワルザザードやエルフウド、リッサニなど砂漠の町に寄りながらなのでかなり時間がかかります。
地元民の足でもあるので、メルズーガへ向かう観光客のみならず学生や赤ちゃん連れの親子など様々な人が乗っていて混雑しています
マラケシュ便もフェズ便も運航はSUPR@TOURSです!
マラケシュ発 8:00 → メルズーガ着 20:30 【所要時間:12時間半】 250ディルハム(約3,800円)
メルズーガ発 7:30 → マラケシュ着 20:00 【所要時間:12時間半】 250ディルハム(約3,800円)
※2024年12月時点
フェズ発 20:30 → メルズーガ着 6:15 【所要時間:9時間45分】 200ディルハム(約3,100円)
メルズーガ発 19:00 → フェズ着 4:15 【所要時間:9時間15分】 200ディルハム(約3,100円)
※2024年12月時点
\\長距離移動のお供に//
メルズーガのSUPR@TOURSのバス停は、中心地から少し離れています。
とはいえ中心地というかタクシー乗り場などがあるエリアまでは1kmしかないので、歩いていける距離です。
マラケシュからの到着は夜なので真っ暗ですが、田舎独特の雰囲気で怖い感じは全然ないです。
バス停の近くにATMあります!私は無一文でメルズーガに乗り込んだのですが普通にATMがあってなんとかなりました!
メルズーガのバス乗降場所↓↓
私はフェズのSUPR@TOURSのバス乗り場を利用していないので、マラケシュのみ乗り場を紹介します!
マラケシュのSUPR@TOURSのバス乗り場は鉄道のマラケシュ駅横のSUPR@TOURSのバスターミナルです。
鉄道駅と隣接しているので見逃すことはまずないのでご安心を!
鉄道駅の正面に向かって左の道路沿いに進むとピンク色のSUPR@TOURSの建物が見えてきます。
マラケシュのSUPR@TOURSのチケット売り場で切符を購入し、トランクに預ける荷物がある人は一旦建物を出て右に進み「Enregistrement Bagages」という看板が出ている入口に入り手荷物の手数料5ディルハムを支払います。
モロッコの長距離バスは、トランクに荷物を預ける際は5ディルハム(路線によっては6ディルハム)の支払いが必須です!
どこのバスチケット売り場も、大体切符と荷物の手数料の支払いは同じ窓口ですが、マラケシュは場所が分かれています。
モロッコのバスは意外にも(失礼w)定時運行なので、始発のバス停であればほぼ定時きっかりに出発するので早めにバス乗降場所へ向かいましょう!
- 時間は長いが運賃は安い
- メルズーガ線は人気路線なので、予定がタイトな人は事前にネット予約か前日までにSUPR@TOURSのオフィスで切符を購入しておく
- バスにトイレはついていない
- 前半は2時間に1回25分程度の休憩があり、計3回の休憩
- 後半は降車地が多いからか休憩はほぼない(トイレに行きたい場合は降車地で運転手に行って急いでいく感じかな?)
- メルズーガ行きは運転席に向かって右側に座ると夕日を見られる
- 後半のエラチディアからエルフードの間の景色が絶景なので、お昼寝は前半で
マラケシュ線は片道12時間半のバスの旅。
東京からニューヨークまで行けちゃう時間をバスの中で過ごすので、暇つぶし対策は徹底的に。
\\長時間移動のお供に//
【裏技】ツアーバスに潜入
最後は裏技紹介。
先月、メルズーガへ行った時、行きはSUPR@TOURSのバスで行ったんです。
帰りはモロッコ人の友人とメルズーガで落ち合って、彼の車で観光しながらフェズへ向かう予定でした。
が、彼に急な仕事が入ったためこの予定がご破算に。
そこで急遽フェズではなくマラケシュに帰らなければいけなくなったのですが、移動手段がなくどうしようかなと思っていたところ、ちょうど翌日マラケシュへ帰るツアーバスの運転手が通りがかり200ディルハムでマラケシュまで帰れることになりました。
ただ、翌朝行き違いがあり、というか私の早とちりもあって、そのツアーバスに乗れずに砂漠の入り口で途方に暮れていたところ、また違うツアーバスが通りがかり運転手に声を掛けたところ、これからマラケシュに帰るかつ1席空きがあるということで300ディルハムでマラケシュまで乗せてもらいました。
バスが250ディルハムで12時間半かかるところを、ツアーバスで途中1時間のランチ休憩を含んでも11時間程度でマラケシュで帰れたので、かなりお得な移動手段といえます。
ただし、ツアーの人たちは2日なり3日を一緒に過ごし仲良くなっているところにお邪魔するので、アウェー感はハンパないですw
またバスの休憩場所はトイレが汚い地元の商店が並んだようなところばかりですが、ツアーバスの場合は外国人向けの綺麗なレストランや売店があるところで休憩します。
メルズーガ滞在中にツアーバスの運転手を捕まえて交渉するのも一つの手です!
\\現地でイレギュラーにも対応できる英語力を身に付けよう//
おわりに
意外に簡単に行けるサハラ砂漠の町・メルズーガへのアクセスの解説でした!
実際に行ってみると、思った以上にアクセス難易度が低いことを実感してもらえると思います。
遠いな~、なんかアフリカ怖そうだな~、と思ってサハラ砂漠に行きたい気持ちを抑えるのはもったいない!
是非ともモロッコのメルズーガで一生に一度の感動体験をしてみてくださいね。
コメント