今年の桜の開花は例年よりずいぶんと早く、もうすでに京都の桜は散り始めています。
桜は満開になってから1週間程度で散り始めますが、その間に気温が低い日が続けば長く咲くといわれています。今年に至っては満開になってからずっと最高気温は20度前後と高温の日が続いているため、桜は待ったなしで今週中には散っていくものと思われます。
更には毎週末雨が降っているので、天候不良でお花見ができなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、天候や予定があわず花見ができなかった、桜を撮影できなかったと諦めている方でもまだ間に合う京都の桜スポットをご紹介します。
仁和寺
京都で遅咲きといえば仁和寺の御室桜といわれています。御室桜は遅咲きというだけではなく背が低い桜としても有名です。
順路沿いに桜の間の通路を歩いていくと、突き当りに盛り上がっている場所があるので、そこから敷き詰まった桜越しの五重塔の景色が圧巻です。
数年前のコンデジ時代のしかもどんよりした日の写真しかなく申し訳ないのですが、現在(4月3日)時点で満開を迎えたところなので、あと1週間ほどは桜を楽しめそうです。

妙心寺退蔵院
妙心寺退蔵院は紅しだれ桜と綺麗なお庭が有名なお寺です。
退蔵院との出会いは、以前受講していた「仏像講座」の実習で仏師の方に教えていただきながらお地蔵さんを木彫りしたのですが、その会場が退蔵院さんでした。
見事なしだれ桜に見惚れるばかりです。
このしだれ桜は遅咲きですが、今年は既に見頃を迎えているようです。
満開になったのがこの数日のようなので、1週間は満開の桜を楽しめると思います。
大きくて形も綺麗なしだれ桜なので、一見の価値ありです!



拝観時間 | 9:00~17:00 |
拝観料 | 一般(高校生含む) 600円 小中学生 300円 小学生未満の幼児は無料、但し保護者同伴に限る |
佛光寺
佛光寺は四条と五条の間という街のど真ん中にあるお寺です。こんなアクセスの良い場所にありながら、混むことがない穴場的スポットです。
4月3日時点で御影堂前の八重紅しだれ桜はまだチラホラとしか咲いていないので、見頃はこれからです!
正直、結構葉も出てきていたので、前回訪れた2週間前から一瞬で咲いて散ったのかと思って焦りましたが、まだこれからのようです。
ただ、境内のソメイヨシノは既に葉桜となってしまっています。

佛光寺の詳細は別記事で紹介しています!
上賀茂神社
上賀茂神社にはソメイヨシノ、しだれ桜の御所桜、風流桜、斎王桜などの様々な桜があります。4月3日時点で御所桜は既に葉桜、ソメイヨシノは散り始め、風流桜は見頃、斎王桜は咲き始めといったところでしょうか。
来週はソメイヨシノの桜吹雪と満開の斎王桜を楽しめるので、まだまだお花見に間に合います。
境内は広く、芝生のスペースがありますが、レジャーシートを広げてのお花見はできないので、ご注意ください。




拝観時間 | 5:30~17:00 本殿特別参拝 10:00~16:00(土・日・祝日は16:30まで) |
拝観料 | 境内無料 本殿特別参拝 大人500円 |
半木の道
読み方は、「なからぎのみち」です。京都に来てかなりたってから、読み方を知りました。京都の地名は難易度高いです。
半木の道は、鴨川を上流へ進んでいくと高野川と賀茂川に分かれるのですが、西側を流れる賀茂川の東岸にある桜並木道です。
京都府立植物園の横あたりの北山大橋から北大路橋の間の約1km弱の区間です。
植えられている桜はすべて紅しだれ桜で、私のようなしだれ桜好きにはたまらんスポットです。
4月3日時点で見頃を迎えていますが、まだまだつぼみの木もあるので、来週いっぱいは楽しめそうです。
オススメの訪問時間は午後から夕方です。賀茂川の東岸にあるので、午後からは順光、夕方は夕日に桜が照らされます。
また桜並木道沿いや河原にはベンチがあり、河原にはレジャーシートを広げることができるスペースがあるので、お花見にはもってこいの場所です!



散策路北入口(北山大橋東詰)
京都市営地下鉄北山駅から徒歩10分(700m)
散策路南入口(北大路橋西詰)
京都市営地下鉄北大路駅から徒歩6分(450m)
雨宝院
西陣の聖天さんとして親しまれるこぢんまりとしたお寺です。狭い境内ながら様々な種類の桜が敷き詰まっているので、とても見応えがあります。
桜以外のお花や木も所狭しと植えられており、植物に関しては完全に密状態です。
4月3日時点で満開でしたが、お花の状態からもまだ来週いっぱいは見頃が続くと思われます。
とても雰囲気の良いお寺なので、足を運んでみてはいかがでしょうか。



拝観時間 | 9:00~17:00(要確認) |
拝観料 | 無料 |
コメント