モロッコの観光都市マラケシュへ女ひとり旅って大丈夫?リアルな治安と現地情勢

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海外40か国以上を旅した結果モロッコ親善大使になりたいNamic(@nami.739)です。

色々と世界を旅しましたが、モロッコがダントツで一番好きな旅先。

最近はひたすらモロッコを中心に旅しています。

悲しいことにアフリカ大陸の国ということも知らない人もいるくらい日本においてモロッコはマイナーな国

今まで旅した中でモロッコが一番好きな国!と言うと二言目には何で!?と聞かれます。

日本にはあまりモロッコ人が住んでいないかつ旅行者も少ないので、日本に住んでいるとモロッコ情報に触れることはほぼ皆無。

ということもあってかモロッコを旅するにあたって治安や現地の情勢について不安を抱えている人が多いなと感じるので、今回はマラケシュの治安や現地の情報をお届けします。

フォトジェニックで魅力的な街・マラケシュへひとり旅してみたい!今回はそんな人に役立つ記事になっています。

マラケシュってどんなとこ?写真でマラケシュの雰囲気をチェック

マラケシュのエル・バディ宮殿
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日本からマラケシュへの行きかた

日本からマラケシュもとよりモロッコへは直行便がありません。

そして国際線はマラケシュよりも商業都市カサブランカに多く就航しているので、日本から直接モロッコへ行くにはヨーロッパもしくは中東を経由してカサブランカへ行き、カサブランカからマラケシュまでは陸路移動するのが最もメジャーかつ効率的です。

価格と利便性を考慮すると、中東経由を圧倒的にオススメします

ヨーロッパ系航空会社は中東系航空会社と比較して価格が高く、乗継時間が長くなるなど乗継の利便性が良くないことが多いです。

中東の航空会社・エティハド航空

中東系航空会社は最終目的地が中東以外の乗客を取り込むために、乗継の利便性をとても重要視しており、モロッコに限らずスムーズに乗継できるようなタイムテーブルになっています

日本から1回の乗り継ぎでカサブランカへ行ける中東系航空会社
  1. エミレーツ航空:UAE・ドバイ乗継
  2. カタール航空:カタール・ドーハ乗継
  3. エティハド航空:UAE・アブダビ乗継

いずれも東京(成田もしくは羽田)や関空に就航しており、エティハド航空以外は毎日運航しています。

これら3社の価格はエミレーツ航空>カタール航空≒エティハド航空という順番です。

価格と利便性を総合的に見るとカタール航空がオススメです。

ちなみに・・・
カタール航空はカタール・ストップオーバーという目的地への行きか帰りでドーハに途中降機する際に1泊14USD~でホテルを手配できるというサービスを提供しています。
このサービスを利用すれば一度の旅行でモロッコとカタールの2つの国を楽しめちゃいます。

モロッコへの利便性NO1航空会社

\成田空港&関西空港から毎日運航していて乗継1回でモロッコへ行ける利便性NO1航空会社・カタール航空/

ワンワールドに加盟しているので日本航空やキャセイパシフィック航空とも組み合わせ可能!

カサブランカ到着後は、モロッコ国鉄もしくは長距離バスでマラケシュへ向かいます。

初めてのモロッコであれば、鉄道が断然オススメ

所要時間は3時間弱です。

カサブランカ⇔マラケシュの鉄道利用方法の詳細はコチラからどうぞ。

マラケシュの治安

モロッコはイスラム教の国。

日本においては「イスラム=テロ」といったイメージを持つ人も一定数おり、危ないんじゃないの?という声もチラホラ聞きます。

さらには「アフリカ大陸の国」というのも、アフリカの国は政情不安定で治安が悪いイメージがあるので、モロッコも治安が悪いのでは?というイメージがあるのかもしれません。

こんなイメージを持ってマラケシュへ行くと拍子抜けするほど平和でビックリしますよ

特にマラケシュの町中は地元のモロッコ人はもちろんですが、ヨーロッパからの旅行客で溢れかえっていて活気があり明るい雰囲気が漂っているので、「怖い国」というイメージを持たれる人はいないのではないでしょうか。

モロッコは王国で現国王のムハンマド6世が1999年から現在に至るまで安定した統治をおこなっており、政情は非常に安定しています。

なので、あまり構えすぎずに海外へ行くときの基本の防犯意識を持ちながら楽しんでもらえます。

ただ、トラブルに備えて海外旅行保険とeSIMだけは手配必須です

eSIMは会社によってモロッコやアフリカ方面の設定がないこともあるので事前に要確認

マラケシュの夜の治安

マラケシュはフナ広場(Jemaa el-Fnaa)を中心に栄えているのですが、このフナ広場は休日平日問わず夜遅くまで人で賑わっています。

フナ広場は本当に人人人!といった感じ

女性ひとり旅では夜に現地の女性が出歩いているかということはとても気になる点だと思いますが、マラケシュでは女性も比較的夜遅くまで出歩いています。

マラケシュの夜のフナ広場
活気溢れるフナ広場の夜の風景

フナ広場の屋台はもちろん周辺の飲食店もだいたい23時や深夜0時くらいまでは営業しているので、深夜0時くらいまでは人で溢れています。

私はだいたい毎回深夜0時くらいまでは外を出歩いているのですが、感覚としては普段私が住んでいる京都で深夜まで飲んで家に帰るときと同じような感覚

ただ、京都とは異なりマラケシュの旧市街は入り組んでおり、死角になるような路地が多いのも事実。

もし宿までの道のりが入り組んだ路地をひたすら歩くようなルートの場合は、夜遅くまで出歩かないようにしましょう。

マラケシュの路地は下の写真のようにとても薄暗いです。
死角になっているような場所もあり、かつカーブや曲がり角が多いので、どんな人と出くわすかわからないような状況です。
はじめてのマラケシュだと迷路みたいな旧市街で迷ってしまう可能性もあるので、女性の一人歩きは宿までのルートをしっかりと把握し遅くなり過ぎないようにすることが重要です。

マラケシュ旧市街の町歩きでもう1点気を付けないといけないことがあります。

それは・・・

こんな細くて暗い路地なのに、バイクがすんごい勢いで飛び出してきます!

イヤホンなんて言語道断、視覚と聴覚を総動員して注意を払ってください。

旅行中に交通事故で怪我なんて笑えません。

楽天プレミアムカードなら条件付きで海外旅行保険が自動付帯

楽天プレミアムカードなら、ツアー代金や空港までの公共交通機関を楽天カードで支払うといった条件を満たしていれば、事前申し込み不要で海外旅行保険が付帯されるのでオススメです。

マラケシュの昼の治安

昼間の治安に関してですが、とにもかくにも人が多いので他の国と同様にスリやひったくりには気を付けてください。

旧市街の中は乗用車は走っていませんが、狭い路地でもバイクや自転車がびゅんびゅん飛ばしているので、歩行者との距離が近いです。

すなわちすれ違いざまや後ろから来たバイク乗りに、カバンをひったくられてもおかしくありません。

貴重品は見えないところに入れる、別にポシェットなどに入れてジャケットの下に横掛けにするなど、他の国と同様に気を付けてください。

マラケシュのスパイス屋さん

モロッコはイスラム教の国ですが、イスラム教の経典であるコーランには旅人を助けなければならないと書かれています。

そういった背景や国民性なのか、現地の人々はとても優しいです。

優しすぎておせっかいに感じてしまうこともあるくらい。

なので困ったときはどこからともなく現地の人が現れて助けてくれます。

ただ、なかには勝手に案内詐欺師などお金を請求してくる輩もいるので、その辺は見極めが必要です。

モロッコ特有の注意点は別記事にまとめているので、気になる方はこちらもどうぞ。

あわせて読みたい
モロッコへ行くならこれだけは気を付けて!モロッコ特有の6つの注意点を徹底解説 アフリカの西の果ての魅惑のモロッコ!旅する上で何か特別に気を付けることはある?モロッコ特有の滞在する際の注意事項を6つご紹介。モロッコ渡航前にご一読を。
はじめてのマラケシュはウォーキングツアーへ申し込むのもオススメ

こんな人はマラケシュの観光ツアーへの申込をオススメします♪

  • 迷路みたいな旧市街で迷ってしまいそう・・・
  • はじめてのイスラム圏への旅行でちょっと不安・・・
  • 手っ取り早く街の概要を把握してからひとりで街に繰り出したい!
  • せっかくだから現地の人に歴史や食文化について教えてもらいたい!
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マラケシュの物価

旅に出るうえで治安の次に気になるのが物価。

現在円が安いこともあり、マラケシュの物価は日本より少し安い程度

10年ほど前は1モロッコディルハム=約11円程度でしたが、2025年3月現在は1モロッコディルハム=15.40円です。

さらには昨今の物価高で昔のように安い!最高!とはならないのが現実です。

それでも交通機関は日本と比較すると格安です。

マラケシュの市バスは旧市街中心地のフナ広場からマラケシュ鉄道駅までの市バスは4ディルハム(約60円)と安く、長距離バスも片道4時間程度の距離で1,500円程度、タクシーも日本の相場と比べるとかなり安いです。

タジン鍋

食事は外国人向けのレストランは日本とさほど変わりません。

1食60ディルハム(約900円)から150ディルハム(約2,250円)程度です。

ローカルな食堂なんかはもっと安く食べられますが、英語メニューとアラビア語メニューで値段が違ったりするそうです。

私はアラビア語が読めないので検証できませんでしたが

あわせて読みたい
マラケシュでひとりでも入りやすくて美味しいオススメのレストラン厳選2選 モロッコのマラケシュのようなカオスな街だと特に悩みがちなレストラン選び。マラケシュでひとりでも居心地よく食事ができるリーズナブルなレストランを紹介します。はじめてマラケシュに行く人に役立つレストラン情報を記事にしました。

宿泊はそこそこ綺麗なホステルのドミトリーで15ユーロ/泊なので、ホステルに関してはヨーロッパよりは安いです。

昔の邸宅を宿泊用に改装したリヤドと呼ばれるホテルは、ピンキリですが外国人のオーナーのオシャレなリヤドは200ユーロ/泊とか普通にあります。

宿に関しては、選択肢の幅が大きいのでピンキリです。

マラケシュは交通費は日本より安いものの食事は日本と同等、宿泊はホステルは安いがホテルはピンキリ

マラケシュのおすすめの宿泊エリア

マラケシュでの宿泊はフナ広場周辺一択です

ほとんどの観光地はフナ広場周辺に密集しています。

私もですが女子のひとり旅だと密室になるタクシーはあまり乗りたくないのですが、フナ広場周辺だと徒歩でほとんど移動できるのが嬉しいところ

マラケシュのゲートウェイとなる国鉄駅へは約5kmほど離れているのでタクシーかバスでの移動が必要になりますが、フナ広場前(KFC前)のバス停から何本も鉄道駅へのバスが出ており4ディルハム(約60円)で移動できます。

マラケシュ・フナ広場前のバス停
フナ広場前のバス停に停車するバス

バジェット旅行派に超オススメのホステル

普段、ホステル泊で旅を楽しむ私のマラケシュの定宿を紹介します!

それはRiad dar sahrawiという宿で、ドミトリータイプとプライベートルームがある宿で、マラケシュのフナ広場から歩いて5分程度で程よい距離感でフナ広場の夜の喧騒も気になりません。

この宿は立地はモチロンですが、オーナーのアユウブの溢れるホスピタリティとフレンドリーさに感動してマラケシュへ行くときはいつもこの宿にお世話になっています。

また共有スペースがあまり大きくないこともあり、宿泊の旅行者とも自然と会話が生まれる空間が出来上がっており、いつも楽しませてもらっています。

マラケシュから行ける日帰り旅行先3選

マラケシュはとても魅力的な街なのでどれだけいても飽きないですが、せっかくアフリカ大陸の西の果てまで来たら他のエリアも見てみたいですよね。

そこでマラケシュから行ける日帰り旅行先もご紹介します。

もちろんスケジュールに余裕があればサハラ砂漠へも足を伸ばして欲しい!

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サハラ砂漠へ行こう!簡単に行ける砂漠の町・メルズーガへのアクセス徹底解説 この記事では、モロッコの砂漠の町メルズーガへの簡単なアクセス方法を詳しく解説しています。メルズーガはサハラ砂漠の入口として人気のスポットで、観光客にも行きやすい場所です。交通手段として、主要都市からバスやツアーを利用する方法、最適なルート、さらに現地でのアクティビティ情報も紹介。砂漠体験を楽しみたい人に最適なガイドです!

エッサウィラ

大西洋沿いの港町・エッサウィラ

エッサウィラはモロッコの大西洋沿岸に位置する美しい港町で、白い壁と青い扉が特徴的なメディナ(旧市街)が魅力です。

歴史的な要塞、活気ある漁港、アートギャラリー、そしてのんびりとした雰囲気が観光客を惹きつけています。

女子旅という響きがピッタリなデスティネーション

この町は世界遺産に登録されており、ゲームオブスローンズのロケ地でもあるんです。

マラケシュからはタクシーもしくはバスで約3時間で行けちゃいます。

カオスなマラケシュからリフレッシュしたくなったら行きたい町。

雰囲気抜群のオシャレな街へ日帰りトリップ!
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アガファイ砂漠

アガファイ砂漠は、モロッコのマラケシュから約40km南西に位置する岩砂漠で、車で約1時間ほどでアクセスできるため、気軽に訪れやすい日帰り観光スポットです。

サハラ砂漠のような広大な砂丘はありませんが、乾燥した岩が広がる幻想的な風景と、遠くにアトラス山脈を望む絶景が楽しめます。

キャメルライドやクアッドバイクなどアクティビティも充実しているので、アクティブ派にはもってこい

マラケシュからサハラ砂漠へは最低2泊は必要ですが、限られた時間でも砂漠の魅力を満喫したい人には、ぴったりのスポットです。

アクティブ派にはたまらない砂漠への日帰りトリップ!
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イムリル渓谷

イムリル渓谷は、マラケシュから約65km南に位置する美しい山岳地帯で、アトラス山脈のふもとに広がる自然豊かなエリアです。車で約1時間半ほどでアクセスでき、日帰りで気軽に訪れることができます。

標高約1,800mに位置するイムリル村は、モロッコ最高峰のトゥブカル山(標高4,167m)への登山拠点として知られており、ハイキングや自然散策を楽しむ旅行者に人気です。

海ではなく山派の女子にオススメしたいデスティネーション

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まとめ

マラケシュへひとり旅で3回行った筆者によるマラケシュ情報でした。

どうですか?ひとり旅でマラケシュへ行くイメージは掴めましたか?

この記事がマラケシュへのひとり旅への一助になればうれしいです!

Namic
旅が好きすぎて入社した旅行会社で15年半勤務。退職後にバックパッカー旅に出たらアラフォーにして再び旅スイッチが入っています。
これまで45か国を旅し、一番好きな旅先はダントツでモロッコ。現在はモロッコ親善大使の座を虎視眈々と狙っています。実際に体験したからこそわかる内容をわかりやすく!をモットーに記事を書いています。
京都のど真ん中に住んで16年なので、京都ネタも織り交ぜております。

趣味は旅、お酒、写真、登山、キックボクシング、サーフィン、アラビア書道。多趣味すぎて貯金ができないのに2024年現在無職です。てへ。
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