今人気の花手水(はなちょうず)とは?
京都在住で写真を撮っている人、Namic(@739_nami)です。
日本には神社やお寺に参拝する際に手や口を水で清める風習があり、その清める水のことを手水(ちょうず)といいます。
神社やお寺の入り口付近や参道に設置してあることが多く、水を入れた鉢や桶を手水鉢(ちょうずばち)、手水鉢がある屋根つきの建物のことを手水舎(ちょうずや・ちょうずしゃ・てみずしゃ)といいます。
その手水鉢に鮮やかなお花を浮かべてデコレーションしているものが「花手水」です!
SNSで話題にり集客効果があることと、新型コロナウイルスの影響で手水舎の柄杓の供用を控えたり、寺社によっては手水の使用自体を控えるようにしているところが増えたことで、花手水を取り入れる神社仏閣が増えてきました。
見ての通り、とても華やかで見るだけでも心癒されますよね。
お寺によっては意匠を凝らしているところもあり、花手水巡りツアーなんかをしてみるのも神社仏閣の楽しみ方の一つです。
ただ、花手水を見るにあたっての難点は、寺社が常に手水鉢にお花を浮かべているわけではないということです。
大体の神社仏閣は、イベントや行事があるときのみなど、不定期で花手水を行っています。
せっかく京都で花手水巡りをしたかったのに、どこにも花手水がなかった!
なんてことにならないよう、花手水を見られる確率や花手水が見られる期間、確認方法を解説していきます。
花手水が見られる京都の神社仏閣と確率
勝林寺【ほぼ100%】
東福寺塔頭の勝林寺の手水鉢は常にお花で溢れています。
確実に花手水を見たい場合は、京都駅からも近い勝林寺に決まりです。
勝林寺では毎週土曜日と火曜日に手水鉢のお花を入れ替えています。
お花を入れ替える際には、Instagramの公式アカウントでアナウンスしてくださいます。
写真でもわかるように、手水鉢全体にこんもりとお花が盛られていて、ボリューム満点の花手水です。
華やかさでは京都一!
柳谷観音楊谷寺【ほぼ100%】
柳谷観音には境内の6か所に手水鉢が置いてあります。
縁日や行事がない日でも6か所のうち1、2か所にはお花が入れられているので、花手水を見られる確率はほぼ100%です。
さらに柳谷観音の良いところは、公式サイトに「現在の花手水」というページがあり、6か所すべての手水鉢のお花のあり・なしを公開してくれています。
その為、事前に花手水の状況を確認でき、行ってガックシ!ということにはまずならないです。
手水鉢の設置場所は、公式サイトもしくは本堂内に置いてある花手水マップで確認できます。
北野天満宮【不定期】
学問の神様で有名な北野天満宮でも花手水を楽しむことができますが、花手水は不定期です。
北野天満宮は2021年6月1日~9月30日まではJR東海そうだ、京都行こう。のイベント「花と水の京都」に参加しており、この期間中は花手水を見られる確率が高いです。
北野天満宮の花手水は京都一の大きさではないでしょうか。
こちらは、普通のサイズの2倍くらいある手水鉢にテーマに沿ってお花が盛り込まれるアート感溢れる花手水が特徴です。
場所は楼門をくぐった右側に設置されています。
花手水情報は、公式サイトではあまり公開されていませんが、公式Twitterのアカウント「北野天満宮 北野文化研究所」(@https://twitter.com/kitano_bunka)から花手水のお花の解説かたびたび配信されていたり、公式Instagram(@https://www.instagram.com/kitano_tenmangu/)で今週の花手水が配信されています。
また、今年はコロナ禍を受けて直径約5メートルの大茅の輪が6月9日に設置され、6月30日までくぐることができます。
茅の輪くぐりは「夏越の祓(なごしのはらえ)」に行われる神事で、北野天満宮では毎年6月25日に設置されます。
二尊院【不定期】
小倉山の麓にある二尊院でも花手水を楽しむことができます。
こちらもそうだ京都、行こう。のイベント「花と水の京都」に参加しており、開催期間中は花手水を見られる確率がかなり高いです。
本堂内に左の花手水の案内がありました。
この案内からすると、例年4月、6月、7月、11月は花手水をやっているということでしょうか。
花手水情報は、公式サイトにはほとんどありませんが、公式Instagramには写真と開催期間の投稿があるので、訪問前にチェックしましょう。
手水舎は本堂横(北側)にあります。
境内は広く、京都市内を一望できる展望スポットもある静かな寺院です。
金戒光明寺【不定期】
「くろ谷さん」として親しまれる桜と紅葉の名所でも花手水を楽しむことができます。
しかもまさかの花手水withアヒル隊長!!
会津藩の本陣が置かれ、新選組発祥の地であることから、私の中でとても硬派なお寺という印象を持っていましたが、近年のアフロ大仏やアヒル手水でポップなお寺なイメージがつきつつある金戒光明寺。
花手水はまさかのアヒル隊長とのコラボです。
この発想に脱帽です。
アヒルさんに加えカメさんもいるので、京都一いや日本一癒される花手水と言っても過言ではないでしょう。
金戒光明寺もそうだ、京都行こう。の「花と水の京都」の参加寺社なので、期間中は花手水を見られる確率が高いです。
公式Instagramと公式Twitterで花手水の写真を投稿されています。
写真を見るだけでも癒されます♡
あとせっかくくろ谷さんまで来たら、アフロ大仏も拝んで行きましょう。
売店ではアフロ大仏グッズも売ってます!
藤森神社【期間限定】
京都市伏見区にある紫陽花で有名な藤森神社(ふじのもりじんじゃ)も紫陽花のかわいい花手水があります。
紫陽花オンリーの花手水、めちゃくちゃ可愛いくないですか?
今年から花手水を始めたようで、オフィシャルな情報はありませんが紫陽花が見られる時期限定ではないかと思われます。
護王神社【期間限定】
御所の西側にある猪の神社、足腰の守護神で有名な護王神社。
なんとなく花手水とかやるような雰囲気ではない神社でしたが、花手水やってました!
6月19日(土)~7月11日(日)の茅の輪設置期間中は、境内にある二つの手水鉢が紫陽花の花手水になります。
茅の輪をくぐって無病息災を祈願もできてかわいい手水で癒されるなんて一石二鳥ですね!
上賀茂神社(賀茂別雷神社)【不定期】
京都で最も古い神社である上賀茂神社。
正式名は「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」と言い、世界文化遺産にも登録されています。
春には境内の御所桜、斎王桜といった美しいしだれ桜を見ることができ、自然に囲まれた立地で境内には小川が流れており、日・祝日には神馬(しんめ)の白馬を見ることができ、文化、自然、動物を楽しめるスポットでもあります。
ちなみに現在の神馬は、先日交代したばかりの元競走馬の神山(こうやま)号7号。
ネーミング、どうにかならないものでしょうか・・・。
また、毎年5月15日に開催される京都三大祭の葵祭の行列は、御所からスタートし下鴨神社を経由しここ上賀茂神社を目指します。
そんな上賀茂神社もそうだ、京都行こう「花と水の京都」に参加していますので、期間中は花手水を楽しめます。
落ち着いた色合いで胡蝶蘭が入れてあったりと大人の雰囲気の花手水が特徴です。
まとめ
今回はフォトジェニックな花手水が見られる神社仏閣の紹介でした。
一通り京都の寺社を巡って次どこ行こう?となってる人も、花手水巡りという新しい楽しみ方ができるのではないかと思います。
緊急事態宣言が解除された暁には、花手水巡りでフォトジェニックな京都を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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