フォトジェニックの代名詞「リフレクション」とは
京都在住で写真を撮る人、Namic(@739_nami)です。
リフレクション=Reflectionは”反射”という意味で、写真でリフレクションといえば水面やガラス等に被写体が反射している状態を指したり、その状態を利用して撮影することを言います。
反射を利用することにより、左右対称、上下対称の非現実な雰囲気やファンタジックな世界を演出できたりします。
ヴェルサイユ宮殿やタージマハル等の歴史的建造物がシンメトリーにデザインされていることから、きっと人間が昔から美しいと感じる形状がシンメトリーなんだと思います。
リフレクションにそのシンメトリーを見ることができるので、美しいと感じて私たちは撮影欲に駆り立てられるのではないでしょうか。
と、私は勝手にリフレクション人気を分析しております。
富士山の湖面リフレクション、電車の水田リフレクション、お城のお堀リフレクション・・・
色々なリフレクションがありますが、今回はアクセス良好で天候に左右されずお手軽に絶景リフレクションを撮れるスポットをご紹介します。
湖面リフレクションや水田リフレクションの撮影地は、車がないと行けないような場所が多いです。
なんとかレンタカー借りたり、公共交通機関乗り継いでレンタサイクルしたりで、苦労して行ったのに結局風が出てNO REFLECTION!!・・・ぴえん。
なんてことになりえない、写真初心者やリフレクション初心者にもやさしい関西のスポットを3か所チョイスしました。
アクセス良好なリフレクション撮影スポット厳選3選
旧竹林院【滋賀県大津市】
滋賀県大津市にある旧竹林院。
こちらにはなんと2か所もリフレクションスポットがあります!
主屋の1階、2階それぞれに机が置いてあり、この机に庭園やもみじが撮ってくれと言わんばかりに映り込んでくれます。
なんなら机にリフレクションの撮り方の説明書まで置いてあるので、初めてでもばっちりリフレクション撮影ができます。
拝観料はなんと330円。
これから紹介するリフレクションスポットの中でもダントツでお財布に優しいスポットです。
更には穴場スポットでもあるので、あまり混みあうこともなく、お庭も散策できるのでコスパは最強です。
最寄駅のJR湖西線比叡山坂本駅から徒歩約20分です。
瑠璃光院【京都市左京区】
京都で定番のリフレクションスポットである瑠璃光院です。
毎年青もみじが美しい春と紅葉が色づく秋の2回、特別拝観を行っています。
拝観料は2,000円、基本かなり混みあっているのでゆっくりすることはできません。
上の写真の有名な撮影ポイントは、書院2階です。
あとは廊下の床にももみじがリフレクションしているのでお見逃しなく。
最寄駅の叡山電鉄・八瀬比叡山口駅から徒歩約5分です。
祐斎亭【京都市右京区】
祐斎亭はもともとは「千鳥」という料理旅館で、明治期の建物です。
川端康成が逗留し「山の音」を執筆した場所でもあり、現在は染色作家である奥田祐斎氏のギャラリーとなっています。
2020年秋より公開しており、まだあまり知られていない穴場スポットです。
祐斎亭でリフレクションを見られるのは、まる窓の間と川端康成の部屋の2か所です。
特にまる窓の間では机の天板にまる窓が映り込み、完全シンメトリーで情緒あるリフレクションを楽しめます。
見学料が2,000円で抹茶と茶菓子をいただけます。
お値段は張りますが、まる窓リフレクションは珍しいので一見の価値ありです!
祐斎亭の前は桂川が流れており、部屋には屋形船を楽しむ人の声や風の音が聞こえてくるとても心地の良い空間になっています。
写真は新緑のリフレクションですが、紅葉の時期には真っ赤なもみじが幻想的な雰囲気を醸し出します。
阪急嵐山駅と嵐電嵐山駅から徒歩でアクセス可能です。
まとめ
今回はアクセス良好で天候に関係なくリフレクションを確実かつお手軽に撮影できるスポットの紹介でした。
ちなみに旧竹林院と瑠璃光院のリフレクションはどうしても似たような構図での撮影となってしまいます。
もしどちらに行くか悩まれているようでしたら、私は旧竹林院をオススメします。
どちらも京都駅から1時間弱で行けるのですが、旧竹林院の方が拝観料がダントツで安く、日によっては庭に赤の和傘がたてられており、風情のある写真を撮ることができます。
何よりも人が少なく落ち着いて見学できるというメリットが大きいです。
これからの梅雨の季節、天気の悪い日は屋内でリフレクションを楽しみましょう。
机に映り込んだリフレクション撮影には広角レンズを忘れずに!
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 電車で行ける!関西のお手軽リフレクション撮影スポット3選 […]